2013年02月05日

進化するには、100万年かかった?

先日の新聞記事からの石ネタですが…
エチオピアのコンソ遺跡で世界最古の石器を見つけたとありました。
これは、175万年前の「握り斧」等で
カタチを意識して加工された最古の石器だそうです。
同じ遺跡の100万年に渡る地層からは、多数の石器が見つかり
初期の原人が作った石器の進歩の過程がたどれます。

記事の写真が、その斧の移り変わりで、
段々と薄く左右対称になっているのが判ります。
この進歩に100万年の長い時間がかかっているですねぇ。
今から見ると信じられないですが…手業の進歩には時間がかかるもんですね。
石屋としては、感慨深いものがあります。

いまなら機械を使って出来ることでも、人ひとつ手作業で
その時々の優れた職人が編み出した技が、伝承されて広く伝わって
それが現在まで面々と繫がっているなんて、ロマンであり誇りでもあります。

石と人類は深い関わりがあるんですね。改めて思いました。
私も、これから先100万年の事を考えて…(笑)
ま、小さい自分では、考えられませんねぇ。
でも、生活のなかでの石の活用を、これからも考えていきたいです。

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inada_design at 11:59│Comments(0)

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