2011年12月28日

京都・町で見かけた石のある風景(町の灯り)

京都で見つけた、石使いの報告も今日で最後ですが
締めくくりは「灯り」です。
ご紹介するのは商家の入り口に置かれた「石の灯り」です。
一般の家で言えば、門灯のようなモノでしょうか?
ちょっと灯籠風で、実に良い感じですね。

明かりの灯る部分は、木の格子で和紙風のガラス(たぶん)が填っています。
ネオンや蛍光灯の看板と違い、奥ゆかしくも風情があります。
町並みに合うと言うことは、こういう事なんでしょうね。

そして、明かりに調和するように、必ず玉砂利があります。
剥き出しの土やコンクリートに比べ
当たりが柔らかいというか?目に優しくって好きです。

数回に渡って、京都で見つけた"石使いの技"をご紹介ししてきましたが
どれも、現代建築とも調和の取れるアイディアだと思いました。
マンションの入り口に、「石の灯り」や「小石の築山」があったり
小さな空きスペースに「手水鉢」が置かれるだけで
どれだけ日々の生活が潤うだろう?なんて思いました。

今日で、六本木のギャラリーは冬休みに入ります。
今年一年、ご愛読ありがとうございました。
来年も、今年学んだことをカタチにしていきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い致します。

来年こそは、皆様にとって良い年でありますように。

akari01akari02

inada_design at 10:12│Comments(0)

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