2011年04月22日

生きている石?ムービング・ロック

アメリカのデス・バレー(死の谷)国立公園には、
通称ムービング・ロックと呼ばれる石があるそうです。

デス・バレーはアメリカで一番暑く、雨もほとんど降らないそうで
地面は、乾ききってひび割れています。
そこに、あたかも動いたような軌跡を持つが石が数々あるんです。
これが、ムービングロック。
どうして、こういう現象が現れるのか?実は、解明は出来ていないようです。
一説には、この地域"レーストラック"は、風が強いから動くとか言われていますが…
300kg超の重さを持つ石も動いているので、どうなんでしょうか?

また、冬の間はデス・バレーといえども雨が降ります。
しかも、夜には寒さのために凍ります。
石の表面についた水も凍るので、氷のソリに乗った感じで風に押されて動く
そんな説もありますが、石の動く方向はマチマチらしいし
動かない石もあるので、これも否定されているようです。
はて、不思議な話です。

ところで、彫刻家の岡野 裕さんの作品にも
人間に気づかれない様に、そっと動いている石の妖精(?)がテーマの作品があります。
ギャラリーにも2点ほど置いてありますが、これもムービング・ロックかも?(笑)
石に命を吹き込むのが彫刻家の仕事でしょうけど、これはいわば新生。
デス・バレーの石は、野生と言うか…原始の命ある石なんでしょうか?
ちょっとロマンを感じますねぇ。

※六本木 国立新美術館で4月27日から5月9日まで、「国展」が開催されます。
彫刻家、岡野裕さんの作品も鑑賞できます。ゴールデンウィークに是非。
※デス・バレー/ムービング・ロックの写真はサイトから拝借しました。

movest01movest02

inada_design at 10:37│Comments(0)

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔