2011年04月15日

一人で巨大な彫刻をした人の話

今日は石の彫刻のお話です。
残念ながら作ったのは石の職人さんではなく、彫刻家なんですが…
でも、たった一人での作業なんですよねぇ。

アメリカの巨大彫刻と言えば、サウスダコタ州マウントラッシュモアにある
4人の大統領の顔彫刻が有名ですが、それに対峙する様に
巨大なネイティブアメリカンの像があることは、
意外に知られていないかもしれませんね。
この像は、実は最後まで侵略者である白人に戦いを挑んで
戦死したスー族の英雄クレージーホースなんです。

事の経緯は、スー族の長老から
「我々の聖地にアメリカの大統領の顔が勝手に彫られてしまった」
「この地に相応しいのは、我々の英雄ではないか」と言う
手紙をもらった彫刻家コジャックさんが、白人が行ってきた残虐な歴史を知り
自分の使命だと思い、引き受けたそうです。

以来、50年に渡り一人の力で彫られた彫像は大きさ26mの顔部分だけ。
大統領の顔が18mと言いますから、その巨大さが判ります。
しかし、全体像は馬に乗ったクレージーホースで200m余りとか。
う〜〜ん、スゴイ。
コジャックさんは、1982年に亡くなってしまいましたが、
息子が後を継ぎ、長老との約束を守るべく、いまなお彫られているようです。

大統領の顔は、400人の作業員で14年かかったそうなので
クレージーホースは、出来上がるまであと何年かかるのか判りませんが
出来上がったら、4人の大統領を睥睨する様で、
ネイティブアメリカンの人たちの鎮魂になるかもしれません。
しかし、一人の力というのは壮大なもんですねぇ。

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inada_design at 11:36│Comments(0)

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