2011年04月13日

石の城を一人で作った話

震災以後、ひとりじゃ何もできないと言ったり、
いや、ひとりの力が大切なんだという人たちがいたり…
いずれにしても、価値基準が変わったという声を、あちこちで聞きますね。

そんな時に詠んだ本が「たった一人の大きな力」蓮見太郎著。
これは、"人はみな、生まれながらにして
無限の可能性を持っている"と副題にあるように
世界中で、たった一人で成し遂げた事柄が紹介されているんです。
えっ、これが?と言うような壮大なスケールなんで驚きました。
本の中から「石」にちなんだお話しをピックアップしてみます。

まず、今日は「一人で石の城を作った人」。
これは、アメリカ人のジム・ビショップさんの話です。
彼は、高校生の頃些細なことから教師と口論になり
「お前なんか、何をやってもダメだ」という教師の言葉で、中退してしまいました。
そして、何を思ったか…森の中に石のコテージを作ることにしました。
コロラド州なので、冬の期間は雪が積もり作業できません。
なんと、1年間のうち2ヶ月に限られていました。
そして、設計図もないまま建設が始められ、いつの間にか
30年の年月が費やされ、1000t以上の石を使い、高さ50mの城となっています。
現在でも作り続けられていて、完成はまだ先のようですが…
俺だって、一人でこんな事ができる!という彼の心意気なんですね。

もっとも、地震国日本ではダメでしょうが
個人主義のアメリカだからOKだったんでしょうね。
たった一人でも、こんな物が作れるんですねぇ。驚きです。
ちょっと、見てみたい気がします。

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inada_design at 12:35│Comments(0)

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