2010年03月26日

明治村で、石を愛でる(4)

これは明治時代に神戸にあった豪商の家とのこと。
建築的にも面白いのですが…
石屋にとって目を惹かれるのは、やっぱりこの玉石ですね。
まるで城壁のように家の土台部分に玉石が築かれています。
向かって左側に、デッキと同じ高さに玄関入り口があったので
傾斜地に建っていたようです。
で、三方を囲むように玉石が並び、この家を特徴づけていますね。
いったい、全部で何個くらい積んだんでしょうか?(笑)

傾斜地を利用したように、駐車スペース(たぶん)が3台分ありました。
天井高があって上部は煉瓦積みのアーチ門。オシャレ!
駐車スペース脇には、玉石積みの階段があって
デッキに出られ、玄関にも通じています。もちろん壁面も玉石。

いまなら、コンクリートでササッと形作りますよね。
当時だって、そうしたでしょうけど…
このあたりが明治建築の真骨頂かもしれません。

しかし、日を浴びて白く光り。とても美しい玉積みでした。

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inada_design at 14:53│Comments(0)

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