2009年10月15日

平林寺で石に見とれる(その3)

平林寺でも、趣味の灯籠コレクションしました。(写真を撮っただけですが…)
ここでは、2種類ほどの春日灯籠がありました。
片一方は、簡素版なのか?彫刻が施されていませんが
背の高い方は、火袋正面から左回りに、鹿・雲・後戸、三笠山・透かしの順に
彫刻が施され、古来よりのお約束通りの出来でした。

これらの図は、元々の本拠であるところの鹿嶋より
春日大社の三笠山に武甕槌命が乗っていった白鹿が繁殖したという故事に習って
「鹿は神の使い」と言うことで彫られいるようです。「三笠山」もそこからきているみたい。

「後戸」は神様の現れる場所で、「雲」は、文字通り雲気を表します。
春日灯籠の傘は、くるっと丸まって風を表していますが
雲と合わせて、渦巻く雲気を意匠としているようです。
その他にも、春日灯籠が1本建つ場合と左右に建つ場合で鹿の位置などが違い
雲には月が組み合わされたりもするそうです。

普段、何気なく見ている灯籠にも古代の様々な約束事が秘められていて
色々と調べてみると奥が深くてビックリします。面白いですねぇ。

秋は、季候が良いのでご旅行などに出かける機会も多いと思います。
是非、いろんなところで灯籠を見かけたら
その意匠に目を留めてご覧ください。

heirinji101006.jpgheirinji101007.jpgheirinji101008.jpg

inada_design at 14:32│Comments(0)

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔