2009年07月10日

不思議な生き物

今日は岡野さんの作品の中から、不思議な生物をご紹介します。
と言っても、岡野さんがそう言ってるわけではなく
私が勝手に、そう分類してみただけですが…

最初のは「コンビネイション(上昇)」と名付けられた作品で
丸石が器用にバランスを取りながら天に向かってる形状です。
でも、ちょっと見方を変えると…(失礼な解釈かも?)
ミシュランのキャラクターのようで、プニプニした新種の生物に見えてきます。
サナギかも?そのうち脱皮して、それこそ天に昇るかもしれませんねぇ。

次のは、「歩くコブ」と命名された作品。高槻市の阿武山団地公園にあるそうです。
文字通り、フタコブラクダみたいです。
夜になると散歩してて、朝とは違う場所に居たりして?
夜、動かしに行きたいけど、人の力じゃ動かないですよねぇ(笑)

最後のは、「人間に気付かれないように移動する方法」と題された作品。
うわっ、やっぱり知らないうちに、岡野さんの作品は動くんですねぇ。
触覚なのか歩行器官なのか?角がありますが、そこはかとなくユーモラスです。

石は、悠久の時間の中に置かれているので、きっと普通の生物とは命のリズムが違うのでしょう。
生きても、たかだか100年の人間。鼓動のリズムがその生物の時間のコマなら
セカセカした人間には、ゆっくりしたリズムを刻む石の動きは見えないのかもしれませんね。
気付かないうちに、ゆっくりと、ゆっくりと、1年に0.000001mmくらいずつでも
どんな石も動いているのでしょうか?なんて、思ってしまいました。

無理矢理、岡野さんの作品を妖精に見立ててしまいましたが
作品の石が持つ、まろみや柔らかさが、生き物に見えちゃってしょうがなかったんですよねぇ。

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inada_design at 10:48│Comments(0)

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