2009年05月13日

庭園美術館は、石造形の宝庫(その3)

建物脇の芝生広場の脇には、茶室が設えられています。
アールデコの建物に茶室。アンマッチのようですが、
どちらも、様式が醸す美しさに彩れているので、意外とマッチしてました。

建造物としての茶室より、やっぱり石屋なので周りの石使いに目がいきます。
茶室の周りは碁石のような黒玉砂利が配され
さらに、その周りはピンコロのような石で固められていました。
所々に、アクセントのように大きめの石も置かれリズムがあります。

茶室を巡る小径は、キッチリと象眼された歩道から
細かい玉砂利が敷かれ、飛び石が置かれる小径になったりと変化があります。
これが、結構面白いなぁと思いました。歩道の脇にもピンコロが並んで、これも良いです。

グルッと回ると大木があって、木陰を茶室の屋根に落としていましたが…
その根元が、面白かったですねぇ。
土止めの部分がミルフィーユのように板石を積み上げたモノで出来ていて
その上に漬け物石くらいの石が並べて固められていました。
アールデコの文様風で、しかも和っぽい仕様。賢いなぁと、先人の意匠に感心しました。

人を緊張させない"ゆるみ"を感じさせているのに、実は手が込んでいる。
パッと目には気付かない、気遣い。手練れの技を堪能できる茶室でありました。

teienbijutsukan0511.jpgteienbijutsukan0512.jpgteienbijutsukan0513.jpg

inada_design at 14:31│Comments(0)

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔