2009年02月10日

「鉄腕DASH」で石臼作り(後編)

さて、鉄腕DASHの石臼作りの後編ですが…
上下揃った円筒の石を、いよいよ臼にしていきます。
まず、上臼の底を弓形に削ります。これはチョウナでコツコツといく訳ですが
弓形に削った型を当ててカタチを整えていきます。
360度均等に削ります。
逆に、下臼は上面を山型に削ります。これで上臼と下臼の間に弓形の空間が出来る訳です。
次ぎに、上臼に丸タガネを廻しながら打ち込み穴をあけます。
これが、先ほど出来た弓形の空間に穀物が入る入り口となります。
サイドにも穴をうがち、木の棒などを挿し臼を廻す持ち手とします。

ここまで、石を相手に人力だけで削ってくるのは大変です。
ほんと、TOKIOは良くやりますねぇ。

丸い臼を砥石で磨きながら、下臼の山型に穀物を送るための溝を掘ります。
もちろん上臼にも、こうして、穴から入れた穀物が石臼の端に送られるんだそうです。
私は無知にも、この溝が奥歯のように、穀物を砕くんだと思っていました。(汗)

さて、石臼作りもいよいよ最後の詰めです。
これは、臼は円周の縁で穀物を粉にするので、ここがピッタリ出来てないと
馬鹿臼になってしまうらしいです。研磨剤を実際に粉をひくように穴から入れ
ゴリゴリと摺ると石がきれいに滑らかになり
上臼と下臼がピッタリと出来上がりました。

TOKIOのお陰で知った石臼作り。
古来の人々の知恵が、ギッシリと詰まっていました。
知らないことがいっぱいあって、学ぶ愉しさも知りました。
今度は、手の技を覚えたり嗜んだりしてみたいものだと思いました。
紙で考える石作りじゃなくて、手で考えるデザイン石も

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inada_design at 07:48│Comments(0)

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