2008年11月06日

INADA Stone Exhibition「キューブについて」

さて、INADA Stone Exhibitionについてご報告するのも今日で最後です。
最後のネタは「キューブ」です。
たぶん子供の頃に使った積み木でもそうですが…
人間が欲するカタチと言うのは球か角なんだと私は思います。
三角や菱形は、2個で四角になるし、三日月は球の変形?
そんな風に突き詰めていくと角と球になる気がするんです。

そんな目で見ていたら、角で2つアイテムがありました。
でも、その作りは全然違います。
ひとつは、不変形の立体が合わさってキューブになっています。
なんかパズルみたいですね。組み替えたらなにか別のカタチになりそうな…
そんな予感があって愉しいです。黒とグレーの市松なところにモダンが息づいています。

もうひとつは、象眼の妙ですね。
キューブのなかに、丸や十字がきれいに埋め込まれています。
触ってもスベスベで、職人さんの技術の高さがうかがえます。
こちらも色やカタチにモダンの匂いがします。
先ほどの作品と違うのは…
全てのカタチをキューブが飲み込んで、中へ中へと引っ張っているようです。
先の作品は、開いてバラバラになりそうなオープン感がありますが、
こちらは吸引力でしょうか?

おなじ角の作品でも、表現するものが違う。
そんな楽しさに出会えて、ちょっと嬉しかったですねぇ。
INADA Stone Exhibition。来年もきっと催されるでしょうが、いまから楽しみです。

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inada_design at 12:24│Comments(0)

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