2008年04月07日

石は磨きで表情を変えます (その2)

先週末に引き続き磨き方で、石がどう変化するかをレポートします。

●バーナー仕上げ
機械によって切断された石材の表面を強い炎で焼きます。
こうすることによって、石の結晶がはじけ飛んで独特の味わいのある肌合いになります。
"スエーデン黒"の石材の場合。
水磨きより明るいグレーになり、少し粗い石目の風合いが愉しいです。
指に滑らかに引っかかる程度のデコボコが生まれ、野趣があります。

●ビシャン仕上げ
ビシャンと呼ばれる、特殊硬質合金製ハンマーの先にあるピラミッド型の突起が
石の表面を砕き、独特のデコボコが生まれ荒々しくも美しい仕上げです。
"スエーデン黒"の石材の場合。
明るいグレーになり、粗い石目の風合いがキレイです。
ザラザラとした感触が見た目にも感じられ、男性的な趣があります。

先週と今日で、大まかな仕上げの違いをご紹介しました。
他にも磨きの種類はありますが、デザイン石のように大きくないものには
相応しくないので割愛しています。

ホームページやカタログでご紹介の商品は
私がデザインしたときに、工場とこの磨きが相応しいかなぁ?なんて決めて作ったモノです。
お求めの際に、水磨きにしたいとか本磨きにしたいとか
ご用命戴ければ、好みの仕上げに替えることもが出来ます。

どうです?石の愉しさが無限に広がるような気がしませんか?

migki40701.jpgmigki40702.jpg

inada_design at 10:35│Comments(0)

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