2008年03月24日

化石のお椀

今日は、新聞ネタからひとつ。
先日の朝日新聞に"化石の粉で奇跡の深み"というタイトルの記事がありました。
「石」と言う字には反応しちゃう私は、どれどれと読んでみました。

結果、石と呼べるかどうか…でも、面白かったので報告します。
漆で有名な輪島には「小峰山」と呼ばれる珪藻土の産地があるそうです。
珪藻土は、エコ住宅などで壁に使われるのでご存じの方もいると思いますが
プランクトンの化石ですね。あまりに小さい化石なので
土みたいで石と呼びにくいのですが…歴とした化石です。
これを、椀のカタチに削られた木地塗るそうです。もちろんこれだけでは付かないので
漆や米糊などを混ぜ込んで塗るわけです。それも塗っては研ぎと4回ほど。
珪藻土のスポンジ状の穴に漆が入って、強固なるんだそうです。

この、"地の粉"は、なんと門外不出な貴重品で、組合員だけが手にすることができるそうです。
これがないと、あの輪島塗はできないと言うこと。
石の粉とというか…風化珪藻土が、大変お役にたってるわけです。
なんか石屋として嬉しくなります。漆を手にするときにも
今まで以上に愛おしくなるような気がします。石は粉になっても凄いんです!なんてね。

kaseki324.jpg



inada_design at 11:22│Comments(0)

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