2007年07月12日

昔の技術に、ちょっとビックリ

事務所を片づけていたら、古い煙草入れを発見!
たぶん、トレイやライターや灰皿なんかがセットだったものでしょうが
いまは散逸してて、茶筒型の煙草入れのみがありました。
たぶん、資料として求めたヨーロッパ製と思われます。
実にいい出来で、石屋感覚では大理石は柔らかい石ですが
ごく薄くキレイに仕上がっていて、往時の技術の確かさを物語っています。
(固い石の方が扱いやすいんです。)

以前に木紋岩で、ぐい飲みを作ろうとチャレンジしましたが
結局薄く削ることが出来なくて断念しました。
この技術があれば出来たかもしれませんが…経費倒れになりそう?

蓋を締めるとき軽い抵抗がありますがスーッとキッチリと収まります。
江戸指物師の技のようです。
ヨーロッパは石文化に歴史があるので、こういう技術は凄いですね。
でも、こういうモノもやがて廃れてしまうのか?と思うと残念です。
これからも石の可能性を探るには、確かな技術が必要ですもんね。

過去の品が、現在を刺激する一品でした。

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inada_design at 11:50│Comments(0)

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