石の灯り（その3）

もうすぐ、3.11ですね。
あの未曾有の大災害から3年。まだ傷跡は癒えていませんね。
復興を願って被災地では、いまもキャンドル・ナイトが行われています。

そう、灯りは周りを照らすだけでなく、少し心も温かくしてくれますね。
だから、この時期に、石の灯りシリーズを紹介したいなぁと、思っています。
イナダの"石の灯り"は電球はもちろんですが
ロウソクを入れて、その揺らぎも愉しむ事が出来ます。
電気を時々消して、灯りを愉しんでみませんか？

と言いつつ、今日ご紹介のは特殊なハロゲンランプを仕込めるタイプ。
長〜いランプは、豆球が縦に並んだように光ります。
その豆球の灯りの位置に窓穴が来るようにデザインされています。

でも、ロウソクでも面白いんです。長いロウソクが燃えて
だんだん短くになりつれ、一番輝く窓が下がってきます。
いわば、時間経過を光る窓の位置で知る事が出来ます。
そう、「時の窓」なんちゃってねぇ。

塀もいろいろ〜

階段の次は塀のネタ。w
塀にもボーダーがありました。
って言うか、ボーダーと呼ぶには微妙ですが…（笑）
市松っぽく途中交互になってますが、これも濃淡の2色対比ですね。

で、特徴的なのが、入り口脇は奥行き3層になっていました。
引き寄せ効果でスッと導かれる感じ。
なかなかいいですね。

対になる塀の方は…ブロックごとに角度が付けてあって、
お互いに肩を入れる感じ。ご年配の方にはダークダックスみたいにと
言えば判りやすいでしょうか？←自分の歳基準（笑）
ブロックごとに隙間があって内側が覗けます。
これは、防犯効果があっていいです。
しかも、デザイン的。なかなか上手い意匠ですね。

そして、一番奥の塀は2色のストライプ。
縞々好きに贈るボーダー＆ストライプの塀ネタでした。

ボーダーは愉しい！

世の中、縞々ファンは多いですよねぇ。
ストライプ、ボーダー"どっちも好き派"がいれば
ボーダーしか、ストライプしか身につけないという"こだわり派"もいます。
ま、私はどっちも好きなんですけどね。w

そんな私が街でグッと来たのが、東京ミッドタウンの屋外階段。
パッと見た時は、光と影のマジックかと思いましたが…
でも、こんなキレイにボーダーにはなりませんよね。

見れば、ごく普通の石板の階段ですが
濃淡の石を一段ごとに貼り、全体がボーダーになっていました。
たったこれだけの事なのに、ちょっとお洒落。
世の縞々好きの心をギュッと掴みますね。
でも、考えてみればデザインだけじゃなくて
足を踏み外さないようにというサインでもあるんですね。
なんだか、軽やかに上り下り出来そう。

自分の影がボーダーを遮るように映るのも愉しい！
だから、ちょいと靴先を入れちゃいました。

今日は、また寒いですが…
春になったら、子供達がこの階段でジャンケンして
パ・イ・ナ・ツ・プ・ルと上がり下がりする光景が目に浮かび
微笑ましい気持ちになりました。春よ来い！