2013年08月

2013年08月28日

お店に学ぶ石使い

良いお店は、石の使い方がお上手。(なんちゃって、おだててます)

よくランチに行く和食屋さんのエントランスは
通路の両壁が竹の矢来組。四角の飛び石があって、黒玉砂利敷き。
手前から奥にライトアップされ、自然と歩が進みます。
なんの変哲もない意匠ですが、その実深い。巧いですねぇ。

アウトドアショップでは、階段脇が段飾り。
大谷石のビシャン仕上げで、カットラインも段が付いてオシャレ。
そのまま陳列台としても使われていました。

こういう石の使い方、お家でも出来ますよね。
家の中に、ちょっと石があるだけで、グッとモダンになります。
ほんの部分でもいいので、お使いになるとイイですよぉ。

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2013年08月27日

ストーン・エッグ

六本木のギャラリーにも、大理石のストーンエッグがありますが…
スタッフが旅行で行った箱根には、"つぼおし たまご"として売っていたそうです。
ま、卵形の石は、見てるだけでもキレイだし
色々な使い方があって良いですよねぇ。

しかし、自然から学ぶことは多くありますね。
卵は長い年月のなかで、割れにくい形状として、いまのカタチになったみたいです。
そして、このカタチから、衝撃に強い安全なクルマの形状が生まれています。
ま、それだけでなく、この形状は転がっても遠くに行かないんですよね。
転がっても、先っぽを中心に同じ場所に留まる感じ。
さすが卵。巣から遠くに行かないようになっています。

と言うことは、ストーンエッグを握ってリラックスしている時
万が一、手から離れても遠くに転がって行かないですね。w
やっぱり、自然は先生です。

これからも、自然に学びながら
快適に暮らす「石のある生活」を提案していきますね。

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2013年08月26日

萌える石垣

京都で見つけた石垣ですが、やっぱり良いですねぇ。
大きめの岩がが大胆に置かれ、上部には外漆喰で塀が組まれています。
石の暗色と漆喰の白、コントラストが凛とした感じ。

また、石はグリーンとの相性も良いです。
2番目の写真のように、石垣を囲うように草や枝がかかる風情もなかなか。

3番目のお寺さんの石垣も外漆喰と良い感ですが
間柱の黒が一層良い感じを醸してますね。
印象的なのは、石と石の間に小さな石が埋め込まれているところ。
これが全体的に柔らかい印象を作っていると
「笑い積み」と言うそうですが…
これはちょっと違うようです。

いずれにしても、京都は石垣フェチにとっては萌えます。
あちこちに、姿形のいい石垣があるんですからねぇ。

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2013年08月21日

14番目の月

明日は満月ですねぇ。夏真っ盛りでもここのところ月が冴え冴えしています。
ユーミンの歌じゃないですが、今晩は14番目の月。
あいにくの空模様みたいですが…
夜空に月があるだけで、なんか気分が良いのは私だけでしょうか?
特に満月とシャープな下弦の月が好きなんですよ。

そう言う私は、道を歩いていても「月」にぶつかります。(笑)
本当に月をあしらったのかは不明ですが…
私には、満月と半月を意匠したモノのように見えました。

自然石を丸く浅彫りして、三日月部分を貫通。いい感じです。
浅彫り部分が14番目の月みたいで萌えます。

これは、なにかのモニュメントなんでしょうね。
維新って言う文字がチラ見えしてます。
一見した時は、石行燈(あんどん)かと思いましたー。
でも、この三日月部分が夜光ったら、さらにいい感じすよねぇ。

我が家の玄関先に欲しいなぁ…w

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2013年08月20日

マルチスタンドで活け花

炎天下に枯れた柏葉アジサイの花が揺れていて
切ろうと思ったら…ドライフラワーになっていた事があった。
はじめ、少しグリーンぽさが残っていたが
いまは、茶色一色って感じ。
でも、よく見れば小花がしっかりとしてカワイイ。

ガラスの花器に突っ込んで、標本風にして眺めたり
窓の桟に載せてみたりと、あれこれ愉しんでいるけど…
ふと思い立ち、トルコ産の石で出来たマルチスタンドに枝を挿してみた。
活け花である。あ、ドライフラワーだし活け花じゃないか?(汗)
ふふふ、でも、なんかいい感じ。

マルチスタンドと命名したのもウソじゃないな。
メモを挟んだり、忘れないように案内状を立てたり
絵はがき飾りの台にしたり…ほんとあれこれ使えるけど
フラワーアレンジの台としても使えるね。w

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2013年08月19日

濡れた石が涼を呼ぶ

ながーいお盆休暇も終えて、今日から通常業務という所が多そうですね。
皆さん、社会復帰できてるのでしょうか?w
かく言う私も夏ばて気味で…いまいち本調子じゃないです。(汗)

そんな折、遊びに行ったスタッフから投稿がありました。
おぉ、せせらぎの音が聞こえそうな風情。
いい感じですねぇ。
やっぱり、川には石がなきゃダメですよ。
ただ流れているだけじゃ、涼しさが感じられませんもんねぇ。
でも、石があるとそこには渦が生まれ、
小滝にもなって、水が白く弾けて見た目もキレイ!
やっぱり、水に濡れた石は涼しそうです。

近くのホテルは、この川の水を引き込んだかのように
窓外は水の景色でした。
でも、川が「動」なら、こちらは「静」。緑も絡んでいい感じです。

内に外に、濡れた石が涼を呼んでいます。

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2013年08月08日

重森三玲に学ぼうー

先日、石庭をご紹介しましたが…
ここは、本格的にと、作庭家・重森三玲の作品をちょっとだけご紹介。
これは、先日京都に行った時、東福寺 方丈庭園で撮ったものです。

むずかしい事は抜きにして、マンションやモダンなお家には
円柱プラス波石文様。または、砂利を使わず苔と石の市松文様。
和のお家には、峨々とした庭石に波紋が似合いますよ〜というご紹介です。

石と石で描くか、石と植物描くか、はたまた両方か?
相性の良い物同士組み合わせは、琴線に触れますねぇ。
ただし、京都の猛暑になぶられて、折角の緑の苔が茶色に変色!
あぁ、痛々しい。
ほんとは石柱の奥も苔なんですよね。
黒い石に白い砂利、白い砂利に緑の苔、緑の苔に白い板石。
このコントラストが良いんですよね。

高名な作家の手練れぶりに感心したら
応用して、我が家のメンテにご利用いただけたら思います。w

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2013年08月06日

雑草退治に石庭

我が家にも小さな庭があるんですが、
ちょっと目を離すと雑草が茂っちゃって焦ります。
ま、雑草という植物は無いといいますが…
人間のまがままと言われても、困ってしまうんですねぇ。

そこで、我が家では防草シートを敷いて
その上に小砂利を敷き詰めています。
それでも、ちょこちょこっと顔を出しますけどね。
で、敷き詰めただけじゃ芸が無いな、と竜安寺の真似したりして…w

そんな方に、今日ご紹介の石アートはおふたつ。
ひろーい庭には、最初の灯籠周りに菊紋。これのアレンジはいかがでしょう?
灯籠の代わりに、シンボルツリーで想像ください。
樹の回りに菊花紋。いやがうえにもシンボルツリーが映えますよねぇ。

狭いベランダやニッチスペースも、ちょっと石を置いて
その周りに小砂利で波紋を描くと…いい感じ!
雑草防止だけでなく、ちょいと涼しげでいいでしょう?
お試しくださいませ。

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2013年08月05日

涼を呼ぶ「水鉢」

ここのところ。猛暑も収まっていた東京ですが…
週半ばからは、また猛暑がぶり返すようです。
吹く風に、ちょっぴり秋の気配を感じた気がしたのにー。

で、やっぱり夏には水鉢が良いなぁ、と言うネタです。
水を見るだけで、ちょっといい感じがしませんか?
湖とか海とか壮大な水だけでなく
庭先に、ちょっぴり水があるだけで、涼しそうで癒されます。
我が家でも、ベランダの隅に水鉢があって、いま睡蓮が咲き誇っています。

今日ご紹介の水鉢は、ちょっと変わり種。
六角形で幾何学ぽい意匠は、和のお庭だけでなく洋の庭にも合いますね。
舟形で長〜〜い水鉢は、珍しいですよね。
渡した竹は、手水の柄杓を置く台でしょうね。
ここまで大きくなければ、庭のアクセントにもいい感じですよ。

どうですか?ちょっと涼しくなりましたかぁ?

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