2012年09月

2012年09月28日

不思議な石達

知り合いのアーティストの先輩の作品←ややこしい?
それがYou Tubeにアップされていますので、ご紹介します。
モダンで、ちょっと不気味で…(笑)
リアルで…シニカルで…不思議。そんな石の作品達です。

しばし、愉しんでいただければと思います。5分ほどの動画です。

こちらからどうぞ

st0928


inada_design at 12:02|この記事のURLComments(0)

2012年09月26日

都会で出会った巨岩の美(その2)

昨日は、コレド室町のロビー壁面の巨岩のお話しでしたが…
この真向かいには、大きな石のベンチがありました。
ま、ここに座って昨日の写真は撮ったんですけど
なかなか座り心地が良くって、見た目の荒々しさとは違いましたね。

しかし、このベンチ巨岩の削り出しで野趣に富んでいました。
ご覧のように大きな四角い石に、
ひとり用とか二人用の座面を削りだしているんです。
全景を撮りたかったんですが…
向こう側には座っている方々が居て、半身だけの撮影になりました。

外にあると夏は熱くなるし、冬は冷たくなるのですが
こうして室内にあれば、石のベンチも季節に左右されず使えますねぇ。
しかし、どんだけ重いのでしょう?(笑)でも、好き!

muromachi004

inada_design at 12:22|この記事のURLComments(0)

2012年09月25日

都会で出会った巨岩の美

もう終わってしまいましたが
「アートアクアリウム展・江戸金魚の涼」を観に
先日、コレド室町の三井ホールまで出かけました。
久しぶりの日本橋でしたし、コレドは初めてでしたぁ。

しかし、そこで、思いもかけず石ネタに出会いました!
それは、地下鉄からの連絡口ロビーに入ったところにあった、城壁のような壁!
ひとつひとつの石が大きくてビックリです。
横ら見ると、切り出し時そのままの様に、欠けた断面が起伏しています。
しかも、割るために打った「セリ矢」の穴跡まで。

いやぁ、圧巻です。
トップライトの白熱灯がオレンジ色に降り注ぎ
石垣フェチは、うっとりと見惚れてしまいました。(笑)

天井が高いから。圧迫感は無いのですが
剥き出しの自然とまみえるようで、気持ちが高まりますねぇ。
いやいや、日本橋という都会の真ん中で
こんなにも迫力のある石に出会うとは…ちょっとシアワセでした。

muromachi001muromachi002muromachi003

inada_design at 15:41|この記事のURLComments(0)

2012年09月24日

京都、夏便り(最後)

京都、夏便りの最後は石塔群。
場所はどこか判りませんし、何のために並んでいるのかも不明。(汗)
そんなわけで、本論から外れちゃいますが…石と苔のお話し。

こうしてみてると、京都、夏便り(その2)でご紹介した
灯籠と随分趣が違いますね。
石を見ると、それなりの経年変化が見受けられます。
と言うことは、苔が生えているか、生えていないかによる違いですね。
苔ひとつで、こんなにも印象も違います。
確かに苔の生えた灯籠は、お高いですもんねぇ。

仄聞ですが、苔を速く生やすためには
米のとぎ汁を毎日掛けると良いそうです。養分と言うことでしょうか?
新品の灯籠を買って、毎日水やりをして苔を生やす。
気の遠くなるような話ですが…ワインのように育てる楽しみがあるかも?

実は、我が家にも小ぶりの灯籠が有るのですが
時々は、米のとぎ汁もやってるのですが…いっこうに苔は生えませんね。(汗)
東向きのせいかもしれません。
と言うのも、西側では苔が育つんですよねぇ。
石と苔は似合いなのに…難しいです。

sekito001sekito002

inada_design at 10:20|この記事のURLComments(0)

2012年09月21日

京都、夏便り(その7)

今日は、ご自宅ではちょっと無理な石のお話です。
ご覧のように、池と石のコラボ的画像の紹介でございます。

大きな池には、必ず半島のように水場に張り出す陸地がありますね。
これによって、景色に変化が出来ますし
ここに人が佇めば、三方を水に囲まれて静かに池を味わえるんですね。←って、
私が勝手に解釈してるんですが…(汗)
そして、この半島には必ず石が置かれています。
遠目で見ても、ここに庭石が有ると無いとでは大きく違います。
石が無いと、景色にも句読点が無いように思えますよねぇ。

しかし、いいですねぇ。日本人にはグッと来る景色です。
家では絶対に味わえない…←もしかして味わえる人が居たりして?(汗)
この景色、これを見るだけでも旅に出て見る価値は有りますね。
なかでも京都は、やっぱり良いです。

ikenohotori001ikenohotori002

inada_design at 12:16|この記事のURLComments(0)

2012年09月19日

京都、夏便り(その6)

東京は、不穏な天気で、晴れたかと思うと土砂降り。
雷まで鳴ってスゴイことになってます。
そんな時に、涼を呼びそうな「水鉢」ネタはいかがなモノかと思いつつ…
京都で見つけた「水鉢」を2つほどご紹介します。

最初の鉢は、「手水鉢」然としたカタチですが
手前になにやら張り出しがあって、水がここに伝わるようになっています。
鳥のくちばしのように見えたりして…
奥に花入れがあって、一輪挿してあります。あぁ、良いですねぇ。

次のは真四角に切った石に丸く穴を穿った「水鉢」。
流れる水を慕うように苔が張り付いて、お見事!って感じの風情。
石に苔、そして水。たまりませんねぇ。

いずれの写真からもチロチロと水音が聞こえてきそうで
庭や玄関周りに欲しくなります。
秋の紅葉とも水鉢は相性が良いので、まだまだ愉しめますね。

mizubachi001mizubachi002

inada_design at 14:09|この記事のURLComments(0)

2012年09月18日

京都、夏便り(その5)

今週も、まず最初は京都の玄関ネタ。
でも、グググッと寄って。玄関先で見つけた石モノです。

最初のは、たぶん水盤だと思いますが、なにやら餅つきの臼のような…
そんな風情ですが、草花を放り入れるように飾れば
野趣があって良いですよね。
ま、そういう風に使うモノかは不明ですが…私なら、そう使いますね。←余計なお世話?
隣にある筒状のモノは、窓が穿ってあるので灯りでしょうね。
水盤に名もない秋の花が投げ入れられて、それを仄かな灯りが…
いけない、人様のお家なのに妄想が膨らんでしまいました。(汗)

次のは、なにやら流木めいた木の柱がありますが…
これは残念ながら木製と言うことでスルー。
その隣の丸い自然石に蜂の巣状に穴が空いてるモノに注目です。
野の花が一本だけ挿してあって、古都の風情です。
良い感じですねぇ。これは、私も欲しいなぁ。

京都は、何気ないところに、さりげなく石製のモノがあって
生活に石が密着してる気がします。
東京でも、もっともっと石のモノが身近になるように
あれこれデザインしなくっちゃ!と、身が引き締まりましたね。

genkan005genkan006


inada_design at 14:34|この記事のURLComments(0)

2012年09月14日

京都、夏便り(その4)

今日の玄関は、なんだか由緒正しき趣があります。
最初の写真は、築山風の石と低木が目隠しのようにあり
それを回り込むように自然石の石畳階段。
鄙びた門扉とのコントラストも見事で、う〜〜ん、京の風情です。

次の写真は旧家でしょうか?
アプローチの広さを感じますが、石畳はちょっと揃いすぎ?
あぁ、人様のお家に向かって、そんな事を言ってはいけませんねぇ。(汗)
南向きなのでしょうか?
明るいおおらかな京の玄関という雰囲気です。

やはり、歴史ある街の家は、植栽と家と石のマッチングが素晴らしいですねぇ。

genkan003genkan004

inada_design at 14:42|この記事のURLComments(0)

2012年09月13日

京都、夏便り(その3)

今日と明日は、玄関周りでの石の使い方をご紹介致します。
京都のお家は、道から奥まって玄関がありますね。
旧家はもちろんですが、新しいお家も…
こういうところが、実に良い感じです。

最初の写真は、道から二股に階段がありました。
1つは玄関へ、もうひとつは庭に繫がっているようです。
二股の起点には大きめの庭石が配置され
自然石の階段と、良い具合のコラボになってます。
落ち着く風情で良いですねぇ。

次は、新しいお家ですが、やはり道からアプローチがあります。
お家が高台にあるのでしょうか?
塀代わりに石垣です。
所々、石色の違う石が配されて、ちょっとモダンで良いですね。
石垣フェチの私は、ちょっと萌えです。
車止めが竹組なところも、やっぱり京都ですねぇ。

genkan001genkan002

inada_design at 12:35|この記事のURLComments(0)

2012年09月12日

京都、夏便り(その2)

今日、ご紹介致しますのは、京都の灯籠です。
なんだか、久しぶりの灯籠コレクションですねぇ。

まず最初のは、変わり種灯籠です。
ひとつの石を削り出してカタチを作っていますね。
ノミ跡がデコボコと野趣を醸しています。
苔が付いてくると、もっともっと良くなりそうですが
シダが寄り添って風情があります。

次は、灯籠と言うより石塔のようですが…
庭の奥にあって、灯り窓があるのか?よく判りませんでした。
でも、8月の強い日差しのなか、乾ききった苔たちが
けなげに彩りを加えていて萌えます。

最後は、堂々とした自然石灯籠です。風格がありますねぇ。
灯り窓は木製なのでしょうか?
それとも、四角く切った石で組まれているのでしょうか?
いずれにしても、小さく切り取られた三日月が良い感じです。
手前に苔に包まれるようにお地蔵さんが寝ていますね。

tourou001tourou002tourou003

inada_design at 15:54|この記事のURLComments(0)