2012年02月

2012年02月29日

アルプちゃんが好き!

もう、「ゆるキャラ」ブームも定着して、
全国各地にお国自慢のゆるキャラがたくさん居ますねぇ。
でも私は、だんぜん長野県松本市のゆるキャラ「アルプちゃん」が好き!
北アルプスをイメージした帽子をかぶり、
手にはヴァイオリンを持っていて髪には花を付けて、緑のワンピース。
カワイイんですよ。

まぁ、この意匠は「岳都」であり「楽都」でもある。
そして、"花いっぱい運動発祥の地"である、など松本市に由来するんですね。
一見、女の子に見えますが、実は北アルプスの妖精ですから、
男でもなく女でもないんですよ。だから声も出しません。
他にも、黄色い模様は松本市のカタチだったり、
好きな食べ物は、当然リンゴやブドウだったり…飲み物は天然水!(笑)
このように、バックグランドのしっかりした、
なかなか完成度の高いキャラなんですねぇ。

しかし、私がなんでこんなに肩入れしているかというと…
実は、松本市役所前に置かれているアルプちゃんの石像はイナダの製作なんです。
そんなわけで、大好きなんですけどね。(笑)

ここで、ちょっと秘密をお教えしちゃいますね。
最初のキャラ紹介画像(松本市のHPより拝借)と石像では
ちょっとだけ、相違があるんです。判りますかぁ?

じつは、石像を作った時は、市政100年記念だったので
頭に付けている花に100と入ってるんですが
いまのキャラは、ここが「まつもと」となってるんです。
松本に行った際は、市役所前でじっくりご覧くださいね。

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2012年02月28日

石のひな人形

もうすぐ「ひな祭り」だというのに…この寒さは何でしょうか?
東京では、夜半から雪になると予報が出ています。ビックリですねぇ。

でも、気分は春なので、天気に負けずに「ひな人形」をデザインしてみました。
三角錐のや、卵形など、あれこれとスケッチしてみましたが
どれも加工が大変そうかなぁ…出来れば安価にしたいですもんね。

そこで、素材を円柱の御影石で考える事にしました。
これは、加工で穴を開けた時に、必然的に出来ちゃうモノなので
なんとかこれを利用できれば安価にできるかなぁ?と言うワケです。

ひとつは、丸棒を真っ直ぐ2本立てて「夫婦雛」です。
髪型と、持ってる「杓」と「扇」で、お内裏様とおひな様の区別をつけています。
もうひとつは、「2連雛」です。
丸棒を横にして、センターに刻みを入れて
同じく、髪型と、「杓」&「扇」をデザインしています。
裏側から見ると髪の長さが違います。
(便宜上、上の前顔とリンクするように逆ポジションにしています)

どちらも直径55mm高さ150mm程で考えていますので
どんなところにも飾れそうです。
素朴な、素朴な「おひな様」なんです。

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2012年02月27日

仏像影彫り、アリかも?

どうやら仏像ブームも本物のようで、年配の方だけでなく若い人にも人気らしいですね。
そういえば、モデルの"はな"さんや、女優の"杏"さんが「仏像ガール」として有名で
仏像鑑賞についても語ってたりしますね。

かく言う私も、ちょっとだけ興味があります。
阿修羅展が催されていた時には、
会場でしか買えないフィギュアが欲しかったんですが…残念でした。

そこで、WEBサイトを調べてみると…
レジン樹脂に、細密着色した仏像も売られていました。
でも、ちょっとした大きさになると30万円ほどもしています。
もちろん、これは買えないんですが…手のひらサイズのは3万円弱ほどで
これなら買えるかなぁ?などと思ったり、諦めたりしてます。

そんな時に、持ち込み企画で"仏像の影彫り"が寄せられました。
なかなか再現力がありますねぇ、一級の影彫り師の作でしょうか。
まぁ、仏像は顔が命って事で、頭部のみが描かれていますが
個人的な意見としては、できれば全身が良いですよね。

でも、仏像の影彫りは、アリかもしれませんね。
婆娑羅や阿修羅、毘沙門天だったら、私も欲しいかも?

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2012年02月23日

カトラリー・レストを考えてみました

写真のような「カトラリー・レスト」を見つけて…
そうか!箸置きの長いのを作れば、ナイフ、フォーク、スプーンに箸と並べられ
日本の食卓や、レストランで使いやすくなるんだなぁと、気付かされました。

じゃぁ早速と、長い箸置きのようなカトラリー・レストを考えてみました。
断面が丸いのや三角、台形などです。
端っこに刻みを入れて、カタチにアクセント。
これは、等間隔で入れも面白いかもしれませんね。
等間隔に溝を切れば、見た目のアクセントだけでなく、
ナイフを横倒しに置くのではなく、刃先を下に向けて置く事も出来ます。

最後のラフスケッチのように、カトラリー用の小さなランチョンを付けることも可能です。
キレイな紐を、この溝に引っかけるとオシャレかも?
まぁ、発想としてはカトラリー・レストとして、
枕があるなら布団もあったら良いのにね。というシャレですが
思いの外、カワイイかもしれませんねぇ。

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2012年02月21日

忍者返しの巨岩

唐突ですが、皆さんは「ボルタリング」って、ご存じでしょうか?
簡単にいうと、素手で岩をよじ登るスポーツですね。
何年か前のミッション・インポッシブルのオープニングで
トム・クルーズが、断崖を素手で登っているのを観た方もいるかと思いますが…

私の友人のWEBデザイナーの女性も、ボルタリングを愉しんでいます。
こちらは、インドアで壁に石の突起が無数にあるところを登っているようです。

なぜこんな話かと言いますと…
先日の新聞で、青梅市の御岳渓谷がボルタリング愛好家に人気とありました。
なんでも、ここには日本一有名とも言われる
「忍者返しの岩」があるからだそうです。
この岩、難易度1級に定められ、上級者への登竜門と言われているそうです。
いやぁ、見るからに登れる気がしませんねぇ。

ロープを使わずに、こうして手を岩と直接触れ合いながら登る。
そこには、どんな対話があるんでしょうねぇ。
もちろん、私には遠い話ですが
石屋としては、ある意味うらやましいなぁと思いご紹介しました。

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2012年02月20日

沖縄で見つけた石(お土産)

沖縄ネタの最後は、お土産です。
「琉球ロマンストーンCOASTER」と書いてありました。
そう、沖縄の石灰岩で出来たコースターでした。

珊瑚から出来ていて、気泡のような穴が景色となっていて
なかなか味わい深いものです。
感触も温かみがあっていいですねぇ。
パッケージには、"沖縄太古のロマンに想いを馳せる"とありましたが…
確かにねぇ。耳を付けたら太古の息吹が聞こえるかも?

コースターの裏側には、ゴムの滑り止めもついていて
デスクを傷つけたりすることもなさそうです。
吸水性もあるので、コースターの役目は充分果たしそうです。

星の砂もいいですが、こういう石アイテムも嬉しいですねぇ。

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2012年02月17日

沖縄で見つけた石(その3)

沖縄の飲食店でも、琉球石灰岩は「ロマンストーン」と呼ばれ
インテリアの装飾に使われていました。
和モダンのように、石を組んだ柱の元には、
アクセントとして溝が切られ小砂利が…と思ったら、これが珊瑚の欠片。
このあたりが、なんとも沖縄らしいですね。
床材は、石灰岩が粗磨きされているようですねぇ。

そして、入り口は石のトンネルで、石の階段です。
これも、朽ちた珊瑚が所々に顔を出して、いかにも南国情緒があります。

郷土の石を活用する、これは基本ですよね。などと言いつつ…
さて、じゃぁ東京だったら何の石なんでしょう???
全国から、あらゆる石が集まってくるのも善し悪しなんでしょうか?(汗)

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inada_design at 09:59|この記事のURLComments(0)

2012年02月16日

沖縄で見つけた石(その2)

先日ご紹介しました「御獄」や城(ぐすく)など
建造物や、道路などに使われている"琉球石灰岩"は、沖縄独特の石です。
なぜかと言えば…そう珊瑚から出来てるからですね。
表面に無数の穴があいていて、触るとザラザラしています。
この感じが、なんだか素朴な石の風情で良いんですよねぇ。

割ったままのや、ブロックに切ったモノが
お店のショーケースで、飾りとして使われていました。
まぁ、穴のせいで消臭効果もあるので、なお良いんでしょうね。
デザイン的にはキリッとはしてないんですが
これが、いわゆる沖縄流ってことでしょうねぇ。
ゆるくて好きです。(笑)

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inada_design at 10:25|この記事のURLComments(0)

2012年02月14日

沖縄で見つけた石

先週のことですが、本社の社員旅行がありまして
沖縄に行ってきましたぁ!と、写メが送られて来ました。
緩んだとは言え、東京はまだ冬。暖かいところは良いですよねぇ。

でも、さすがに石には目がないようで
沖縄で見つけた石が、あれこれあったのでご紹介したいと思います。
まずは、ここのところの注目頭!
コアなパワースポットととして、メディアで紹介されている
斎場御獄(せーふぁうたき)ですね。
御獄(うたき)は聖地の意味らしいですが、斎場御獄は
琉球王国で最も格式の高い聖地で、その霊験はあらたかだそうです。
昔は、一般の人は入れなかったそうですが
スタッフは、「三庫理(さんぐーい)まで行って、太平洋を遠望したそうです。
きっと、良いことありそうですよねぇ。

しかし、沖縄の石は本州とは違い石灰岩が多いですね。
次は、そんな石灰岩を街で見つけてみました。

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2012年02月09日

北斗七星の庭

今朝のことですが、通勤途中のクルマの中でラジオを聴いていると
「北斗七星の庭_展」というのが、ワタリウム美術館で開催されていると言っていました。
なんだか、ネーミングにグッと惹かれましたが…
聞けば、作庭家の重森三玲さんの展覧会だそうです。

庭園と言えば、石とは切っても切れないですから
早速、ギャラリーに着いてからWEBサイトで確認してみました。
いや、これがいいんですねぇ。
会場には、京都東福寺本坊にある「北斗七星の庭」と「小市松の庭」の
原寸模型があるらしいです。

重森さんと言えば、古庭園からモダンな庭まで造りますから
枯山水だけでなく、石の使い方も見応えがありそうです。
昨年12月から開催されていて、3月25日まで。
これは、ぜひ行きたいですねぇ。

と言うことで、石好きの皆さんにも情報のお裾分けです。

●重森三玲 北斗七星の庭_展
●ワタリウム美術館(東京・外苑)
 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
 tel:03-3402-3001
●〜3月25日まで

※画像はホームページより拝借しました。
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