2011年10月

2011年10月31日

道後温泉「石便り」(その3)

今日ご紹介の道後温泉ネタは、正岡子規生誕の地で見つけた七福神。
なんか、写真で見ると手頃な大きさに見えますが
七体ともなると、ご家庭で勢揃いさせるのは、ちょっと無理そうですね。

今年も残すところ、あと2ヶ月ほど。
新年を言祝ぎ、おめでたい像があっても良いかなぁ…なんて思いますが
この造作で、小さめのモノは作るのが大変です。

そこで、イナダでは、七福神を「影彫り」にして
七枚の石板をセットにする。なんて、アイディアを考えています。

だって、今年厄年の私は、公私ともに良い事が全然無いんですよねぇ。
だから、私が欲しいもん。
すいません、私事に走ってしまいました。(汗)

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2011年10月28日

道後温泉「石便り」(その2)

今日は、道後温泉のお土産物やさんで売っていたという
「石の灯り」のご紹介です。

一部を欠いた自然石を、ふたつ抱き合わせたようなカタチ。
なかなか野趣に富んでいて、良い感じですね。
なんだか、天の岩戸伝説のようにも見えますし
活火山から溶岩がもれ出てきているようにも見えますねぇ。

大きいモノは庭に、小ぶりのモノは玄関ポーチに置いたりすると
秋の風情が一層増すように思われます。
写真の品は、そこそこ大きさがあるようですので
卓上に置くには無理でしょうが
電池式で、どこにでも置ける小さなモノがあっても良いですね。

イナダでも、また新しい「石の灯り」を考えてみたくなりました。

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2011年10月27日

道後温泉「石便り」

友人が"道後温泉"に行ったので…と、石のあれこれを撮影して送ってくれました。
まぁ、四国は名にし負う石の産地で石工も多いところですからね。
ちょっと、期待しちゃうなぁ。と思いつつ開いたら…
いきなり、松山城の石垣が出てきて
私のような石垣フェチはグッと来ちゃいました。

なんと石垣の上の方に出水口があって
まるで瀧のように水が落ちてきていました。白糸の滝です。
石と水、よく見ると石垣の隙間に緑。シンプルだけど心引かれる景色ですね。
高い石垣も良いですが、低いのにもそそられます。
高さに圧倒されず、石の個性が見えてくるので、これも良いんですよね。

三つ目の写真は、伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)の石段です。
しかし、なんという圧倒的な景観でしょう!
石垣と違い、石段は整然とした並びですが
それでも自然石なので、少しずつ違う個性が滲みます。
でもこの石段は、両側に似た大きさの石垣があって
登る時は、三方を石に囲まれ包み込まれるようになるんでしょうねぇ。
いいなぁ。登ってみたいけど…きっと現実には
息も上がって石を愛でることもなく、早く頂上へ着かないかなぁ。
なんて弱気になっちゃって、石に囲まれる愉しさが味わえなくなっちゃうでしょうか?(笑)

いやぁ、しかし愉しい石便りでした。

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2011年10月25日

パン作りには、大理石がお役立ち

実は、ちょっと訳ありの大理石がありました。
大きさは、60cm×70cmで、厚さは2cmほど。まぁまぁの大きさですが…
さすがに大理石なので、その重さも半端ない。
素人じゃ動かせないほどです。

とても質の良い大理石なんですが、行き場が無くてもったいないなぁ…
小さくカットして売ろうかな?でも、小さくすると厚みが邪魔?
なんて、あれこれ思案している時に
知り合いが、社会福祉事業としてのパン屋さんを始めたとの知らせがありました。
パン屋さんだったら、役に立つかしら?ということで
寄付する事にして、先日納めてまいりました。

今日、その写真が送られて来たので、載せちゃいます。
おぉ、なんかピッタリ収まっていますね。
この大理石の上で、小麦粉が練られて美味しいパンになるかと思うと
何だか、嬉しいですねぇ。

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2011年10月24日

玄武岩の玄さん

この休み中のことですが、
TVで全国の"ゆるキャラ"が集まるイベントが紹介されていました。
"ながらTV"だったのですが、「玄武岩の玄さん」という音だけが耳に残りました。
えっ、石の"ゆるキャラ"があるの?いや、居るの?
姿は見逃しちゃったので、ネット検索してみると…動画までアップされてました。
いやぁ、私は知らなかったんですが、もしかして人気者だった?

この玄さんは、兵庫県豊岡市のキャラだそうです。
年齢(推定):160万歳、身長:2m、好きな場所:火山
趣味:自然観察、特技:漬け物作り(笑)

顔立ちは、きっと"石頭"で頑固なんでしょうねぇ。怒っています。
ゆるキャラブームで、各地にいろんなキャラが誕生してるのは知っていましたが
まさか、石キャラが居るとは思いませんでした。
石に携わる者として、応援しちゃおうかなぁ。

でも、誕生するまでには、"石の上にも3年"。色々と構想して
"石橋を叩いて渡る"ほど慎重に取り組んだんでしょうねぇ。
きっと、思うようにいかない事があっても
"石に齧り付いても"の気持ちで、作りあげたのでしょう。
だから、このキャラは、石関係者に"一石を投じる"ことでしょうね。
なんちゃって、石づくしで応援してみました。

イナダでも"ゆるキャラ"作ろうかなぁ?(笑)

Gensan

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2011年10月21日

自然が奏でる音楽

私は識らなかったのですが、本社の人間に「水太鼓」なるモノを教えてもらいました。
これは、現代彫刻家の岩崎幸之助さんの彫刻作品で
想像するに、ちょっと浮いてる石を叩くと受け皿にたまった水に共鳴して音が出るようです。
石を叩くと原始の音が響いて、なんだかとても癒されますね。
この石太鼓を使って演奏会まで開かれているようでした。

石で音を出すと言えばサヌカイトが浮かびますが…
サヌカイトは特別な石で硬く、叩けば備長炭の様な音がするのですが
水太鼓は、特別な石ではなくその構造によって音が出てるようです。
石と水が織りなす、心に響く音は懐かしいです。

なんだか、まねっこして遊びたくなってきますねぇ。
石と水、石と木材、石と火(これは無理か?)石と風等々…
自然とコラボして音を出す装置をあれこれ考えてみるのも面白いかもしれません。

いやぁ、こんな事、考えつかなかったなぁ…
敬愛を込めて転載させて戴きました。

動画は、こちら

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2011年10月18日

書道家のお庭

本社近くに、書道家のお家があります。
そのお家は、古式ゆかしき家屋かと思いきや
コンクリート打ちっ放しの外壁で、ちょっとモダンな感じです。
塀も垣根ではなく、スチールとガラスで出来ているので
通りがかりに中が見え借景が愉しめます。

枯山水(?)なのか?
あまり植栽はされていなく、土と石がコントラストを醸しています。
唯一、和っぽく木賊(とくさ)が緑を添えているくらいですね。
置いてある石も無造作感が漂う感じですが…
なんだか、深い洞察があるようにも思えます。
まぁ、こうしてあれこれ妄想するのも、人の家の庭を眺める楽しみですね。
なんて勝手な事を言ってますが…(汗)

3番目の写真の灯籠めいたモノは、見た事のない形状で
ちょっと惹かれました。
笠は灯籠っぽいけど、あの小さな穴はなんだろう?
灯りじゃ暗すぎるしね。どことなく中国の意匠も感じますね。

街で、石の造作物や庭などにひょっこり出合うのは
望外の楽しみです。

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2011年10月14日

据え置き型、石の灯り

光の広がりをイメージに、据え置き型の「石の灯り」を考えてみました。
前回の釣り下げ型「石の灯り」が三日月だったので、満月版とも言えますね。
ちょっと和風にも見えます。

ダイヤモンドカッターで正円に切ったモノに
キャンドルがはめ込まれる穴を穿ちたいのですが…
これは機械では出来ませんね。手彫りだと、ちょっと値段が高くなるかも?
廉価版として、天を切ってカッターが下ろせる様にすればいいでしょう。
鬼?クワガタ?
いずれにしても、角みたいで面白いかもしれませんね。(笑)

庭に置いても、食卓でも良い感じに楽しめそうな気がします。

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inada_design at 15:20|この記事のURLComments(0)

2011年10月13日

アニマル・ストーン

いつの日にか、石の絵本を作ってみたいなぁ…なんて想像してます。
もちろん石製の絵本と言う事でなく、石を題材にしたり
石の目を写真に撮って、コラージュしながら物語を作ったり…
まぁ、なかなか簡単にはできない話ですが。

そんな事をツラツラ考えていたら、持っていた万年筆が勝手に動いて
いつの間にか動物の絵が描けていました。
というのは、もちろん嘘ですが…(笑)
なにげに手を動かしていたら、動物クッキーみたいな絵が描けて
描く気で描いたのとは違い、脳天気な感じが笑えました。
ついでに、あれこれ描いちゃいました。
落書きだから、色々といい加減なところはありますが
肩の力が抜けてて、面白いかも?
こんな風に、工場の端材を利用して
手慰みで切り取って、動物を作ってもらおうかなぁ。

もちろん、子供さん用にしてもいいけど
プレゼントのリボンにくっついていたり、箸置きにしても愉しいかな?

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2011年10月11日

秋の灯り

すっかり秋めいてきて、夜が気持ちいいですねぇ。
ベランダで月を見ながら一杯。な〜〜んて、気分にもなろうというものです。
別に、飲む切っ掛けを探してるわけじゃないんですが…(笑)
しかし、月明かりじゃ本も読めないし、音楽を聴くには無粋でしょう?
虫の音と月明かりを愛でつつ、風を肴にって言うのが風流です。

そんな時に足元に小さな灯りがあると、なおのこと粋ですね。
ギャラリーには、そんな時に活躍する「石の灯り」がいくつかあります。
それぞれ、高さ30cmほどで使い勝手が良いです。
中にはランプも入れられますし、キャンドルでも愉しめます。
ランプの場合は、コードが出せるように刻みも入っています。

明かり取りの形状はご覧のように3種類あります。
「リンクランプ」という、小さな電球がガラス管の中に入った
棒状のランプを使うと、スリットや穴の位置に光源が来て
とてもキレイに輝きます。

秋の夜長、ランプにもちょっと拘りたいですね。

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inada_design at 17:19|この記事のURLComments(0)