2011年09月

2011年09月30日

中空の月明かり

だんだんと秋めいてきましたねぇ。
先日の満月も大きくキレイで、秋だなぁ。と思わせてくれました。
ギャラリーからは、空中庭園の先に東京タワーが見え
それに月が絡むと絶景なんです。

そして、このギャラリー庭園には、私の好きな紅葉もあります。
紅葉に月もなかなかいいもんです。秋は、なんだか風流に気がなびきますねぇ。
日本人だなぁ。(笑)
でも、秋の夜空に月がないと、物足りなく寂しいです。
そこで、新月の時用に"月の灯り"が欲しくなり
チャチャっとイメージスケッチしてみました。

ゴンドラをクルッと丸めたみたいな…そんな、三日月イメージです。
でも、正確な円ではなく、ゆるーく円かな?ぐらいの"ゆらぎ"曲線が良いですね。
表面の加工も、磨き上げないでゴツゴツと荒削りが良いです。
中をくり抜いて、底にキャンドル。
天井部分もあるので、炎が木に移る事もないでしょう。
でも、裸火なので目を離さない方が良いですね。

石なので、そこそこ重さもあるますから、
そうそう風になびく事もないでしょう。
こんな灯りに下から照らされた紅葉は、きっとキレイだと思います。

イナダで作ってきた"石の灯り"は、屋内外用を問わず
据え置き型ばかりだったので、吊しタイプは初めてなんです。
でも、ちょっと良いかもなぁ…と、自画自賛。(笑)

akari093001akari093002akari093003


inada_design at 14:41|この記事のURLComments(0)

2011年09月28日

新着、トルコの石

工場から届いた"トルコの石"をチェックしていたら…
見慣れない石がチラホラ。

おぉ、なんか良い感じじゃない!と、ピックアップしてみると
いずれも薄いミントグリーンで、美味しそうな色合い。
私好みですねぇ。
どちらも砂岩系で、触るとポロポロと砂のように
小さな破片が落ちるのが難ですが
見ていると惹かれますね。

ひとつは、川原の石ころみたいですが…
ポツポツとある穴も、触った感じもとっても良いんです。

もうひとつは、パイ生地みたいな…蜂の巣みたいなぁ…
実に雰囲気があって好きですねぇ。
石なのに、うっかり落とすと壊れそうで、そんな繊細なところも良いです。
と言いながら、大きな石と小さな石を組み合わせたら
なんだか。恐竜がこっちを向いているようで笑えました。

これらは、何かに加工すると言うよりは
台座を作って、そこに鎮座させ
アロマオイルなどを染みこませるのが良いかなぁ、などと思っています。

もちろん、自分好みに削ってみるのも面白いかもしれませんね。
柔らかいから、どなたにでも加工しやすいと思います。

turkey01turkey02turkey03

inada_design at 11:35|この記事のURLComments(0)

2011年09月27日

しずかな石

深い秋の夜、哀しい時…
たまには、こんな石の話はいかがでしょう。


inada_design at 11:38|この記事のURLComments(0)

2011年09月26日

ちょっと実験中

通販雑誌をペラペラと見ていたら…おぉ、石の花器発見!
球体で可愛いなぁと思ってよくよく見ると
なんと竹炭の花器でした。なーんだ石の花器ではないのか?
と、思いつつもコピーを読むと
竹炭なので、土を使わないので虫の発生や水の腐敗が無い。
だから衛生的で、そのうえ不要になったら砕いて土壌改良材になる。
と書いてありました。なるほどねぇ、エコですね。
そういえば、商品名はeco-pochiと言うそうです。

と言う事は、砂岩系の石ならば
土を盛らずに植物が育つのかしら?石だって、立派にエコですからねぇ。
少しなかの空洞をたっぷりめにしてあげて
水苔を詰めれば、安定しそうです。
土と違って、根が伸ばせないので、そんなに大きくならないので
デスクトップなどで愉しむにはイイかもしれませんね。

トルコのレインボーや火山岩などに穴を開けて作ったら
自然石のままのカタチがキレイそうです。
無事に育つのか?ちょっと、実験してみますね。

sagan01sagan02sagan03

inada_design at 11:45|この記事のURLComments(0)

2011年09月21日

それはキレイなbabaghuri

ヨーガン・レールの石の写真集「babaghuri」を買いました。
ペラペラとページをめくると、そこには不思議な景色の様に石が並んでいました。
この石達は、インド産の瑪瑙(めのう)との事。
でも、何の加工もしていない石で、拾っただけとは驚きです。

本の中でヨーガン・レールは
「石を愛でるために様々場所を訪れたが、
どの場所も石もラタンブールとは比べものにならない」と言っています。
あぁ、私もインド・ラタンプールに思いが募りますねぇ。

しかし、どの石もインドらしい模様なのが驚きです。
石は、その地域を如実に表すんですね。
序文以外は、全て石の写真のみですが、詩集のような面持ちです。
すっかり魅了されてしまったので
インドの石を扱う商社さんに、「ねぇ、手に入らない?」と
おねだり中です。(笑)

babaghuri01babaghuri03babaghuri04

inada_design at 15:28|この記事のURLComments(0)

2011年09月20日

謎の郵便マーク

東京では、3連休はなんとか天気が崩れることなく良かったです。
私は、水彩画の展覧会に行ったり、
人寄せがあったので、遠出はしませんでしたが…
友人が箱根旧街道を東坂、西坂踏破していました。
同い年の健脚ぶりに感心しきりです。(汗)

「箱根の下りは甘くなかった。連日歩きはとても無理〜」と言いながらも
途中で写メを送ってくれる余裕がスゴイ。
おぉ、さすが箱根の石畳。良い雰囲気ですが、歩きにくそうでもありますね。
でも、坂の上に光のトンネルが見えて、「あそこまで!」と誘われる気がします。
光を目指して旧街道!なんちゃって。
実際に歩いてない人間は、何とでも言えますね。(笑)

で、二枚目の写真をご覧ください。
えっ、なんで郵便マーク??????
なんとも不思議な写真です。
きっと旧街道を再現改修した時のモノと思われますが…石田畳に紛れてたそうです。
郵便局かなにかに使われていたモノの再利用でしょうか?
なんか、マークも古そうな趣がありますが
まさか、往時に郵便施設は有るはずもなく…

これを興ざめと取るか?面白いと取るか?
意見の分かれるところでしょうが…
私は、ちょっと好きです。(笑)

hakone01hakone02

inada_design at 11:50|この記事のURLComments(0)

2011年09月16日

私たちの学生支援

お堅いタイトルで「青年の主張」みたいですが…(笑)
実は、先だって美術大学の学生さんが、私たちの工場を訪問されたんです。

実は、懇意にしております彫刻家の岡野さんは、美術大学で教えています。
そして、彫刻家の学生さんが石を手に入れるのに苦労しているのを見て
私たちに、協力を依頼してきました。
そんな縁で、学生さん達に石を提供する話がトントンと進んだんです。

そうですよねぇ、美術系の学生さんの悩みの種は
なんといっても画材、素材費がかかるところですからね。
それが、彫刻となると相手にするのは石なんで、余計に大変です。

岡野さんと共にいらした学生さんは女子達。
石と格闘する女子、格好いいですねぇ。
取り敢えず、工場の隅にある石を見て選んでもらいました。
選ばれたのは、グレーっぽい花崗岩と御影石。
その他、インドグリーン原石など。
大きさは、長辺が1mほどのものでしたが
これとて、相当な重さですからね。運ぶのも大変ですが
きっちり、ご自分達で輸送手段は確保していました。
このあたり、実にしっかりしていて気持ちいいですねぇ。

さてさて、提供した石は彼女たちの才能で、どんな作品に生まれ変わるのでしょうか?
なんだか、愉しみですねぇ。
機会が有れば、作られた作品を見てみたくなりました。

※写真は当日の模様ではなく、ご提供した石のイメージです。

factory01factory02factory03

inada_design at 14:11|この記事のURLComments(0)

2011年09月15日

フィギュア遊び

高さ2cmほどのHOゲージ用フィギュアが有ったので
手近にあった石に、ちょっと乗せてみました。
すると、見慣れた石が全然別のモノに見えてきて笑えました。
フィギュアを絡めるだけで、縮尺が変わるので面白いです。

ちょっと、はまっちゃって色々と試してみました。
まずは、トルコのキレイな色合いの石に、双眼鏡を持った人物を配し
足元には水着の美女。
「いい景色だなぁ」なのか?それとも鳥でも観察してるのでしょうか?
でも、足元に美女が居るのに気がつかない…なんてね。

マイ・コージーコーナー!
岩場にそっと拓いている緑で寛ぐ人。
きっと、吹く風が気持ちいいんでしょうねぇ。

最後は、石皿にシェフとソムリエを配してみました。
ここに、ちょっとしたアミューズを乗せれば
ガリバー気分で愉しそうです。

いやぁ、和みますね。
石アイテムにフィギュアのコラボ。
まだまだ、色々と組み合わせられそうです。
組み合わせ次第で、デスク脇に置いたりテーブルを彩ったり
観葉植物の側に置いてみたり、なんだか愉しくなりそうな予感。

figure01figure02figure03

inada_design at 11:13|この記事のURLComments(0)

2011年09月14日

幸福な石たち

ネットで捜し物をしていて、思わぬモノに出会いました。
かの有名ファッション・デザイナー"ヨーガン・レール"が、なんと石好きとのこと。

ヨーガン・レールは、インド北西部のラタンプールという場所で
長年の間、石を拾い集めて居るそうです。
サイトからお借りして写真を載せましたが、シックで美しい!
なんだろう、この暗黒色の優美さは。
しかも、どれもこれも拾っただけで、何の加工もしてないとの事。
いいなぁ。キレイだなぁ。

これらの石は「Babaghuri 幸福な石たち」と題された展覧会で紹介されたらしい。
しかし、日付を見てガックリ。今から6年も前の2005年9月。
あぁ、見たかったなぁ。
行った方のブログを見ると…
「静かな石のエネルギーに圧倒された展覧会でした」とあって
なんだか、悔しい思いです。
こうなったら、私もインドに出かけて石を拾おうかしら?と思うほど。
まぁ、無理ですけど…(汗)

ところで、この展覧会では“Babaghuri”という石の写真集が売られてたらしいので
早速検索し、Amazonで注文しました。う〜っ、ちょっとワクワクです。
届いたら、また報告しますが
見たら欲しくなっちゃうんですよねぇ。インドから手に入らないかなぁ。

babaghuri

inada_design at 15:06|この記事のURLComments(2)

2011年09月12日

裏に匠あり

自然石を真っ二つにカッターで割って
カット面を鏡面に磨いた、CDスタンドがあります。
ぱっと見には、ただの石ですが
CDや文庫本を挟む時に、裏側のキレイな磨きが見えてハッとします。(笑)
これは、着物の裏地に凝る江戸っ子っぽい見栄ですね。
裏に匠あり!と言う心意気です。

これを、今更ながらに見ていて…
隠し金庫のようにしたら面白いかも?と思いつきました。
部屋にコロンと石が置かれていて、開くと秘密箱。

中側を彫り込んで、小っちゃなスペースを作り
ここにリングやらキーなどを仕舞っておく。
私だけの秘密の小石ってワケです。
手間はかかりますが、リング型とかキー型に彫れば
小物を入れなくてもOKですね。
表に彫らないで見えないオシャレ。目で楽しむだけです。
そうそう、星座のマークを彫ってもカワイイですね。

takumi091201takumi091202takumi091203

inada_design at 17:22|この記事のURLComments(0)