2010年09月

2010年09月29日

庵治の灯り祭り報告(その6)

今日で、庵治の灯り祭り報告もお終いですが…
最後は、灯りではなくプランターです。

こちらは、自然石をそのまま活かすタイプで
庵治石の良さそのままで、なかなかイイ感じの出来ですね。

最初のは、文字通りのプランターで
自然石の美しさそのままです。
後では、重くて動かせないでしょうから、設置はよ〜く考えて決めないと。
野草類などが似合いそうですね、
これからの季節なら、断然コスモスですよねぇ。
石にマッチしつつ、風に揺れてイイ感じ。お庭がグッと引き締まります。

次のは、花壇という趣です。
ガラスの壁面にピッタリと城壁のように作られていますが
ブロックや煉瓦に比べて、なんてカッコイイのでしょう!
洋花でも和花でも、グリーンだけでも似合います。
庭の一角に、コーナーとして作るのもいいですね。

最後は、水盤と庭石でしょうか?
庵治石の面目躍如と言った風で、文句無しにイイ感じです。

今回ご紹介のアイテムは、一軒家の玄関先や庭では存分に楽しめますが
マンションのベランダでは、難しいかも知れませんね。
でも、最初にご紹介したプランターならOKです。
都会のオアシスになりそうです。

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2010年09月28日

庵治の灯り祭り報告(その5)

今週は、引き続き庵治のレポートですが…
今日は、○○モノとひとくくりに出来ないアイテムをご紹介します。

最初のは「チョロス」みたいでニヤッとしちゃいました。
ディズニーランドか何かで、チョロス見て閃いたのかなぁ…
でも、外側のギザギザがアクセントになっていて良いですねぇ。
途中で絞ったのもあって、徳利みたい?

イナダにも似たデザインがありますが、スリットものは
和洋を選ばずに庭園灯として使い勝手が良いですね。

最後のは、手が込んでいて白く光っているところには
ガラスが仕込まれています。いわば、石とガラスのコラボ。
こういう異素材の組み合わせも良いです。

最初のだけが間接光で、こんなのが庭のあちこちにあったら
幻想的で良いかもなぁ…なんて、思っていましたが
今一度見直すと、花器と言う可能性もありそうで……
もしかしたら、私の早とちりかも?
でも、本来は花器でも、このデザインなら灯りとして使えそうですね。

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2010年09月27日

庵治の灯り祭り報告(その4)

本日ネタは、「メルヘン」です。
ねっ、そんな感じですよね。

月を思わせるような球体に、ウサギ、月、ススキが
彫り抜かれて、中に仕込まれた灯りが見えています。

もうひとつは、円柱に桜が彫り抜かれています。
チラホラと桜散る風情も見られます。
こちらは、LEDでしょうか?ピンクの灯りです。

和っぽくって、おとぎ話か童謡みたい。
癒されますねぇ。
こういう灯りは、屋外よりも室内が良いですね。
廊下の端とか、玄関脇とか…
ホノボノとして良いですね。

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2010年09月24日

庵治の灯り祭り報告(その3)

今日ご紹介のアイテムは
私が勝手に「文字モノ」と呼んでいるシリーズ。

たぶんアクリルだと思いますが…
透明板と曇りガラス板と2種類あるようですが
いずれも、石の灯りの前に目隠しのように置いてあり
墨文字が躍っています。
いわゆるウェルカムボードの灯りですね。

旅館や食べ処などの玄関脇が似合うのはもちろんですが…
たとえば季節柄「月」とか「雲」とか
好きな字をひとつしたためて、庭に置くのも風流ですね。
ベランダにも良いでしょうね。

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2010年09月22日

庵治の灯り祭り報告(その2)

昨日は、どちらかと言えば古風なデザインを紹介しましたが
一転、今日はモダンなデザインのご紹介です。

最初のは、写真だけなので詳細が判りませんが
黒石に艶やかな色彩が見えますので
ガラスの内側に着物の端切れとか、もしかするとアクリルなどで
パターン模様が描かれているように見受けられます。
一般のご家庭では、ちょっと派手過ぎるかもしれませんが
お店などではイイかも?

残りのふたつは、デザインがイイですね。
現代灯籠の趣で、マンションポーチやベランダにマッチしそうです。
最後のは特に下向きに灯りが設置されてるようで
夜は、ほの明るく、そして昼はその造形美で目を留めさせて
なかなか、イイ感じですよねぇ。

なんだか、私もウカウカしてられない感じ。(笑)
頭の中だけで考えてないで、工場に足を運び
直感力でデザインしないといけないかも知れませんね。(汗)

今夜あたりから猛暑も去り、いよいよ秋到来。
灯りの季節ですから、なにか考えたいと思います。

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2010年09月21日

庵治の灯り祭り報告(その1)

9月の上旬に、庵治市で灯り祭りが開催されました。
これは名産の庵治石を使った「石の灯り」が
年に一度、一堂に集まるお祭りなんですね。

イナダでも「石の灯り」を作っていますけど
全国の石屋さんでも、色々チャレンジしてるようですね。
同じ職人が考えることだから似ているモノもありますが…
おぉ、と思うモノにも出くわす楽しみがあります。
残念ながら私は行っていないのですが
写真が送られてきましたので、いろんな角度からご紹介したいと思います。

まずは、定番の「彫刻」モノです。
石屋では、小さなお地蔵さんやフクロウ、カエル等
いろんな彫刻モノを職人さんが作ったりします。
まぁ技術研鑽の側面もありますが、
一般の方々が、判りやすいと言うことでしょうか?

でも、それを「灯り」にするところがミソでしょうね。
最初のはお馴染み"フクロウ"。知恵の象徴と言うこともあって
題名は「合格祈願」となっています。
でも、祈願にしては、ちょっとデカイかも?(笑)
次は、"紅蓮不動"。いやぁ、燃えてますねぇ。
この透けて見える灯りがイイ感じです。
石って、意外に透けるから面白いですよねぇ。
最後は"サイコロ"。これは、何でしょうね?
もしかしてギャンブル祈願?そんなことは無いでしょうね。(笑)

彫刻の灯り、なかなか愉しいかもしれませんね。

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2010年09月17日

ボタン習作(その3)

今日は、普通のボタンではなく
ダッフルコート専用のボタンを考えてみました。
ダッフルと言えば、漁師さんのウエアが発祥なので
舟道具というか漁道具のような木製のボタンが一般的ですね。
こいつを石で作ってみようかという試みです。

石と言えば、勾玉があるので…
そんな勾玉デザインボタンがダッフルコートを彩ったらカッコイイかも?
インドグリーンなんかピッタリかも?
なんて想像して、ちょっと愉しいですねぇ。

あとは…動物の牙とか、ツメとかをイメージしたのもアリ?
上から右を向いたり左を向いたりとしながら
コートに付けたら、良いアクセントになりそうです。

それをデザイン的に洗練させると…最後の二等辺三角形になります。
こういうボタンにすると、ダッフルがちょっとモダンになるかも知れません。
いやぁ、ボタンひとつでコートの見え方が変わりそうですね。

これは、工場と相談してみる価値がありそうです。

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2010年09月14日

ボタン習作(その2)

昨日に引き続き、ボタンのアイディア。
ボタンは留めやすい、外しやすい事を考えれば
丸になりますが…これでは、ちょっと味気ないかも?

そこで、多角形のモノと三角形のモノを考えてみました。
実際に留めることはもちろんですが
アテンションとして、見た目インパクトも必要ですよねぇ。
そんな時、このカタチはアリかもしれません。

また、かがり穴は必ずしも4つ無くて3つでもアリ?
で、ここにワザと目立つ色合いのかがり糸を使うのも手ですねぇ。
ファッションは、いろんな意味で自由であるべきで
イナダ製のボタンが、その一翼を担ったら愉しいですねぇ。

Bブラウンとマロンでイメージを作ってみましたが
ニューインペリアルレッドの方が、インパクトあったかも?
石のボタン、面白そうな予感。

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2010年09月13日

ボタン習作

Pコートのボタンをイメージして
取りあえず平らボタンを作る工程を確認しました。
当たり前ですが、ボタンには糸留めの穴が必要ですね。
これが、板を薄く切ってからでは割れてしまうそうです。
そこで、円柱の時に穴を穿ち、それをスライスして作ることになります。

それでも、今度は磨きの時に圧がかかるので割れてしまいます。
本磨きがキレイなんですが、なかなか難しいですねぇ。
水磨きくらいがキレイな石。あるかなぁ。
5mm厚だったら本磨きも出来るかも知れない?
このあたりがキモですね。

見本の石は、Bブラウン。
ココアっぽい色のベースにキラが入ってキレイです。
これで出来たら最高にいいなぁ…と思っています。
紺色のコートに茶のボタン、オシャレ〜〜!

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inada_design at 17:20|この記事のURLComments(0)

2010年09月10日

Collection YAMAMOTO(第一弾つづき)

今日は、昨日の続きですが…
ちょっとディテールアップしてみました。

円柱を1/4にカットして、球面が手前にくるようにすると
見た目のあたりが良くなりそうです。
ただ、有効面積が減るので、ここは思い切って
ペーパーホルダー用のスリットしか入れないようにします。
その代わり、端に鉛筆置き用の凹みを刻みます。

ペンは1本あれば用が足りるかも知れませんからね。
円弧の部分を敢えて後ろに回し
四角い面に文字を刻んで、手前にすることも出来ます。
あるときはメモホルダー。
裏を返すとWELCOMENOと彫られたメッセージホルダーに早変わり。
そんな多面的な使い方を出来るようなのもアリかもしれません。

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inada_design at 11:24|この記事のURLComments(0)