2010年08月

2010年08月30日

アイディア投稿を戴きました!

いつも見て戴いている山本さんから投稿を戴きました。
ありがとうございます!なんか、こういうの嬉しいですね。
本社に届いた手紙が、デザインルームの方に転送されて来たんですが
これが、とてもキレイなスケッチでしたので、本人にお断りもせずに、
勝手に転載させて戴いております。(汗)
(山本さん、イイですよねぇ)

既存商品とかぶっているモノもありましたが
山本さんらしい、こだわりポイントがあって愉しいです。
こうして、広くいろんな方から、アイディアを戴けると励みになりますね。
読者の皆さんも、こんなの欲しい!という思いがありましたら
どうぞお気軽に投稿ください。

戴いたアイディアは、私なりに検討して図面(と言うほどでもないですが…)を
起こしてみたいと思います。
その際は、このブログに載せますので、ご意見を戴ければと思います。

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inada_design at 16:36|この記事のURLComments(0)

2010年08月27日

恒例、富山詣で(最後)

今日は、ガラッと変わって「石皿」です。
まぁ、何の変哲も無い丸い石板ですが
料理人の手にかかると、かくもモダンに美しい皿となるんですねぇ。
和食は、西洋料理と違って
あらゆる物が皿や器となって、目も舌も喜ばせてくれます。
こんな時、日本人に生まれて良かったぁ…と思いますね。

じゃぁ、こういう外連(けれん)を食事処だけでなく
自分の家でも愉しみたい!なんて思っちゃいました。

まだ、フラッシュ・アイディアですが
例えば、岩山のような皿があって、
お刺身やツマが段々に盛られていたら、華やかだろうなぁ…とか
足の長い皿がというか小鉢があったら
テーブルに高低差が出来て、集いの時にカッコイイかも?とか
フィンガーケーキ・スタンドのような物が
石と和デザインで、出来ないだろうか?等々です。

まだ、妄想段階ですが…
いずれ、このブログでも発表したいと思います。

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inada_design at 11:38|この記事のURLComments(0)

2010年08月26日

恒例、富山詣で(その3)

今日は、不思議な石のモニュメント。
なんだか、明日香の石のようです。そう、実はこの石、富山の史跡から発見され…
と言うの冗談で、部屋のバルコニーに置かれている石でした。

カメの甲羅の様に石に切り込みが入っています。
下には玉石が敷き詰められ、ほんと古代ものに見えてきます。
昔は、石を火で焼いて砕いて、
そのカタチで吉凶を占ったそうですから
そんな事を狙った意匠でしょうか?
部屋のすぐ外に、こんな凝った石が置かれ
その向こうに富山の山々が見える風情は、私も味わってみたいですねぇ。

旅というのは、非日常を味わいに行くことなので
こういうオブジェが置かれるのはいいですよね。
なんだか、この石ひとつで遠く歴史の向こうまで思いが馳せそうです。

私の家のベランダの鉢植え側に、こんな石があったら
ロマンを醸しそうだなぁ。欲しい!

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inada_design at 15:32|この記事のURLComments(0)

2010年08月25日

恒例、富山詣で(その2)

今日は、ホテルにに入る手前の公園にあった
ピラミッドのような大きなオブジェのご紹介です。

なんだか、城壁のようでもあり
古代人の墳墓のようにも見えてきます。
来年完成予定で、まだ建設中なので使用目的は判らないのですが
和味のピラミッドのようで、なかなかイイ感じですねぇ。

まぁ、いま造成中の公園もホテルが買い取り
いずれ第三棟を立てる予定らしいので
ホテル関連施設になるのかも知れませんねぇ。

もしかすると、ワインセラーになっちゃったりして…
いや、いや、冗談ではなく、ありそうですね。
石室(いしむろ)は、いつも同じような温度が保たれるし
遠赤外線効果で、ワインにとって良い熟成が行われるかも?

ひとり勝手な妄想でしたが…
石を使ったワインセラー用の石室を地下に設置するなんて
ワイン好きには、堪らないですね。
庭に設置して、入り口がこんな和ピラミッドだったら…
自分で欲しい感じですが、いくらかかるんでしょうね。(笑)

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inada_design at 11:25|この記事のURLComments(0)

2010年08月24日

恒例、富山詣で(その1)

本社の人間ですが、毎年夏に富山に行きます。
そして、行く度に何かしら新しい石ネタを送ってくれます。
今回もまたいくつかありましたのでご紹介したいと思います・

場所は、富山空港からクルマで20分ほどのホテル
「リバーリトリート雅楽倶」。去年もここに泊まったそうですが
新たな発見があったようです。
第一弾は、「四角いオブジェ」をご紹介したいと思います。
まずは、玄関手前にあって駐車場との境を為している
「石のついたて」です。
大きさが判りにくいかと思いますが…結構な迫力です。
最初と2番目がその写真。
グレーと黒のコンビになっていますが、これがカッコイイ!
ただの石柱よりグッとオシャレですね。
スリットの入れ方も良いです。
これがミニチュアになったらブックエンドになりそうです。

最後の写真は、草むらにポツンと置かれたオブジェ。
磨き方がオシャレ!穴の穿ち方と穴を繋ぐひび割れが
景色になってモダンな意匠となっています。

ちょっと我が家の玄関先にも欲しくなっちゃいました。
こう言うのは、デザイン画に描いても風合いが伝わらないので
現場で、ああでもない、こうでもないと職人さんとともに
試行錯誤しながら作るか。自分で彫るしかないですね。
いやぁ、自分では無理なので
いつか工場で、邪魔だよ!なんて言われながらも作ってみたいです。(笑)

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inada_design at 15:54|この記事のURLComments(0)

2010年08月23日

ベランダに石柱を

いやぁ、長いお休みをいただいてリフレッシュ!でした。
しかし、今日は処暑だというのに、相変わらずの猛暑で参りますね。
休み中も、どこへ出かけるわけでもなく、暑さと戦うのみ。
なんだか、些事に追われる毎日でした。
不善は為しませんが…小人閑居ですねぇ。(笑)

それでも、ベランダの木々をキレイにしたり
少しは建設的なこともしたワケです。(笑)
その折、花器やプランターが平面に並んでいるのは芸がないなぁ
などと感じ、高低差ができればベランダにも変化が出来ていいと気付きました。
棚を置いたんでは、身も蓋もないので…花器を置く石柱を考えました。
これは、もちろん洋風のベランダを想定してです。
ただの石柱もアリですが、それじゃ、ちょっと売物になりにくいので
エンタシスのような洋風石柱です。
樹脂製などが売ってそうですが、本物の石というところが取り柄でしょうか?
樹脂と違って自重がありますから、風にも強いです。
苔が付いたら、なお良いでしょうねぇ。

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2010年08月12日

マルチスタンド進化形

何でも挟んでスタンド出来る「マルチスタンド」は
なかなか便利なアイテムです。
家でのメモスタンドやお店のPOPやメニューなど
あれこれ使用範囲が広くて使いやすいです。

しかし、シンプルな形状故に
薄い紙がキッチリと押さえられなかったりしますね。
ラミネートすれば良いんですが、家庭でメモなんて時は困ります。
そこで、ちょっと進化形を考えました。

今までと同じに、スリットを入れますが…
その他に、センターに丸穴を入れることにしました。
で、ここにコイルバネを仕込むんです。
そうするとコイルの間に紙が挟まれて、安定感が増します。
他にも金属のヘアピン状のモノを入れ込むのもアリかも?

マルチスタンド・ニューバージョンです。
今までと同じトルコ産の自然石で色合いもいいし、機能的!
要試作案件ですね。

※明日から22日まで夏休みで、ブログの更新はお休みになります。

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inada_design at 14:20|この記事のURLComments(4)

2010年08月11日

石の剣山

しかし、毎日暑いですねぇ。
事務職はクーラーの効いた部屋に居るので楽ですが
工場や現場は大変です。まぁ、私は楽な部類なんで暑いなんて言えませんね。(汗)

そんな折り、またもや本社からアイディアを戴きました。
ガラスの水盤に、トルコの石製のマルチスタンドが置かれていました。
なんだか、水に濡れた石はキレイで涼しげです。
これは面白いと思うので、デザインしてみました。

マルチスタンドの切れ目だけでなく、飛び飛びに穴を開けたら
そこに花が挿せるなぁ…いわゆる剣山(けんざん)替わりです。
ガラスでもいいし、きれいな和皿に水を張って
チャポッとセンターに置いたらどうでしょうか?
濡れると彩度の上がる石だと、乾いているところとのコントラストがキレイかも?

敢えて、細長い花を活けるのもイイですし
花近くで茎を折り、フラワーアレンジメント風に使うのもアリです。
鉢や盆の水回りに、細かい小石を撒いてもキレイそう!

夏の石の楽しみがひとつ増えそうですね。

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2010年08月10日

お絵かき板というか?習字板と言うか?

本社から面白いアイディアが届きましたので
ご紹介したいと思います。
名付けて「マジック・ストーン」

大げさなネーミングの割りに、やることはシンプルなんですが…
水磨きの石板に、水を含ませた筆で字を書くというモノ。
濡れたところは、一時的に鏡面仕上げみたいになります。
「習字の練習やお絵かき遊びに使えるかなぁ?」とメール。
なるほどねぇ、面白いです。

クリエイティブは、失敗を恐れないところから始まるのですが
(なんて、生意気発言ですが…汗)
これは、何度でもお手軽お気楽に、チャレンジできるので
肩の力が抜けて、思わぬ傑作がしたためられるかも知れません。
まぁ、その時はすかさずデジカメで永久保存ですね。

この暑さですから、お子様達も水遊びしながらお絵かき!
なんていかがです?

どんな石でも良いのですが…
水磨きしてないとこの効果は出ませんね。
簡単な板をご用意しようかと思います。
でも、どうせなら、本磨きの額装みたいになってると
描いた絵や字も映えるかも?

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inada_design at 11:43|この記事のURLComments(0)

2010年08月09日

ただ、石を並べるだけ?

新聞の「読書」欄に石本泰博氏の「桂離宮」が紹介されていました。
その写真家としての高邁な思想は御本を見て戴くとして
コラムの載っていた一枚の写真に、私は目が釘付けになってしまいました。
「古書院前の延段(のべだん)と飛び石」というタイトルでした。
いやぁ、良いなぁ。

美は細部に宿ると言いますが、一見何の変哲も無い
石の小径の写真なんですが、これがとても美しいんです。
くの字に曲がった延段は、両サイドに比較的大きな石を配し
センター部分は、細かめの石で形成されています。
この造形がアートなんですよねぇ。
歩いたことがないので、何とも言えませんがきっと足にも優しいことでしょう。
桂離宮というと、その造形美やデザイン感覚に目が行きがちですが
こいう細部が優れているところが桂離宮の底時からなんでしょうねぇ。

今だと、シートに貼られた石を敷き詰めててコンクリートで固める。
なんて簡易な造作もありますが…
職人さんが吟味しながら並べた石は生きていますね。
延段と繋がる飛び石とのバランスも絶妙で美しいです。

とてもステキなモノを見ると、仕事に活かしたくなります。
パクリと言うのではなく、その場所に相応しい石の置き方を
日がな一日じっくりと吟味して並べる。そんな事がしてみたくなります。
今の世の中、なかなかそんな悠長なことは許されませんが…

せめて、自分の家のベランダくらい、そんなことをして見たくなりました。
それに…なんだか、桂離宮に行ってみたくなりました。

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inada_design at 12:08|この記事のURLComments(0)