2010年03月

2010年03月31日

乙女チック、影彫りコースター

"数学的コースター"に続き…
乙女チックなコースターを考えてみました。

女の子が好きなアイテムって、なんかキラキラしてますよねぇ。
例えば、「クラウン」とか「ティアラ」とか
「でっかいダイヤが付いたオモチャのリング」とか…
まぁ、このあたりのガールズ目線が
いま、"日本感覚"として"カワイイ"と海外でも注目を浴びていますよね。

だから、そんなイラストが、影彫りで彫られたコースターというか…
石のプレートがあったら楽しそう!って訳で考えてみました。
他にも、「宝箱」とか「古風な鍵」なんかが、そそられますね。

一辺が10cmくらいの大きさだと可愛いかも知れません。
この石板に、リングやアクセを置いたらいいかも?
文字通り石板として、ケーキ皿にしてもカワイイ!
ただ飾っておくだけでも、癒されますね。

ということで、「乙女チック、影彫りコースター」です。いかがですか?

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2010年03月30日

数学的コースターのすすめ

"学問のすすめ"みたいなお堅いタイトルですが…
なんてことはなく、算数の記号ってカワイイなぁという思いつきから
+−×÷の記号が抜かれたコースターを考えてみました。
まぁ、便宜上コースターと言っていますが
なんにでも使える石板って訳です。でも、やっぱり思った通り!カワイイ!!

マグカップの下に、こんな記号が隠れていたら…
飲む度にチラ見えして楽しくないですかぁ?
4枚セットにして、箱に入れたらいいかもねぇ。

で、鍋の時は4枚全部使って鍋敷きにします!
これなら大きな鍋でも大丈夫ですよね。

2番目のイラストでは厚みがちょっとありすぎるので
もう少し薄くして5mmくらいが良いかもしれません。
一辺は、そうですねぇ…8cmほどが使いやすいかもしれません。

これも、いつか工場で試作してもらうかと思います。

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2010年03月29日

500円玉専用貯金箱

500円玉貯金をする方って、意外にいますよね。
当社にも、そんな貯金箱を探している人がいました。
誰とは、あかせないですが…(笑)

でも、500円玉貯金と言っても専用のモノがある訳じゃないですね。
500円玉だけで、これ一杯になると30万円!とか。
貯めた金額がデカイ貯金箱みたいです。なんか、大ざっぱで味気ないなぁ…
そう言う時は、自分でデザインするに限ります。

500円玉の直径は3cm弱でした。積み上げてみると10枚5000円で4cm。
と言うことは1万円で8cm。ちょっと高さが無いなぁ。
で、5cm角高さ18cmほどの四角柱にすることにしました。
2cmは底の厚みですね。
真ん中に直径3cmで深さ16cmの穴を開ければ、2万円貯金箱になります。

しかし、どれくらい貯まったかが見えないと元気出ませんよね。
そこで真ん中に刻みを入れて、四方から貯まった500円玉の高さが見えるようにしようかと。
こうすれば、あと何枚で2万円!なんて励みになります。

でも、真骨頂はこれからです。
1本2万円貯まるので、5本並べれば10万円!
ニョキニョキとデスクに貯金箱が立ったら、壮観かも知れませんよぉ。
石色違いで何種類か作ってみようかなぁ。

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2010年03月26日

明治村で、石を愛でる(4)

これは明治時代に神戸にあった豪商の家とのこと。
建築的にも面白いのですが…
石屋にとって目を惹かれるのは、やっぱりこの玉石ですね。
まるで城壁のように家の土台部分に玉石が築かれています。
向かって左側に、デッキと同じ高さに玄関入り口があったので
傾斜地に建っていたようです。
で、三方を囲むように玉石が並び、この家を特徴づけていますね。
いったい、全部で何個くらい積んだんでしょうか?(笑)

傾斜地を利用したように、駐車スペース(たぶん)が3台分ありました。
天井高があって上部は煉瓦積みのアーチ門。オシャレ!
駐車スペース脇には、玉石積みの階段があって
デッキに出られ、玄関にも通じています。もちろん壁面も玉石。

いまなら、コンクリートでササッと形作りますよね。
当時だって、そうしたでしょうけど…
このあたりが明治建築の真骨頂かもしれません。

しかし、日を浴びて白く光り。とても美しい玉積みでした。

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2010年03月25日

明治村で、石を愛でる(3)

今日も明治村「帝国ホテル」ネタですが…テーマは「ブロック」です。
フランク・ロイド・ライトは、親日家で日本建築にも影響を受けたらしいですが
なかでも「平等院」からはたくさんインスパイヤーされたそうです。
彼の水平ラインを活かした建築の元が日本にあったとはオドロキですね。

ご紹介のブロックは、ダンスホールとレディスルームの仕切り代わりに置かれていたモノ。
普通の西洋建築では、キッチリと壁で仕切るところを
床面に段差を付けて、そこにこのブロックを置いて空間を区切っていました。
これも、日本建築の様式で…いわば障子や襖で空間を区切る事からヒントを得たようです。
しかし、さすがの一流ホテルというか?ライト建築というか?
ただのブロックに、この意匠です!呆れるばかりのこだわりですね。

これも、レリーフと同じように段々に刻まれています。
最初の写真は右側から撮っています。後に見える赤い絨毯がレディスルーム。
次は左斜め上か撮りました。最後は、レディスルーム側真上から。
これが等間隔に20個ほども並んでおりました。

ため息ものの石遣いですよねぇ。一日中居ても飽きないほどに優れたデザインばかりでした。
明日からは、明治村で見つけた他の石ネタを、ちょっとご紹介します。

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2010年03月24日

明治村で、石を愛でる(2)

さて、明治村で見た帝国ホテルの意匠は、とても美しかったです。
特に梁や行灯にヒントを得たと言われるコーナー柱に施された
大谷石のレリーフは、それは見事でした。

ご紹介できるのは、たった3枚ほどですが
このように凝ったデザインが色々とあり、目に付くところには
一枚として同じモノが無いように見えました。ビックリですよねぇ。
建設途中で費用がかさんで、フランク・ロイド・ライトは解任されたそうですが
やはり、芸術家は予算に頓着しないみたいですね。(笑)

しかし、それにしても美しい大谷石のデザインです。
横から見ると、ひとつの平面ではなく
階段状に高さが変わっています。

見ていると、ひとつ欲しくなりました。(笑)
でも、解体時にはボンボンと放り出され、道行く人のなかには
工事の人に断って、もらって行った人もいたとか…いいなぁ。
戻れるものなら、タイムマシンに乗って拾いに行きたいです!

余談ですが、我が家には大谷石の暖炉があるんですが
シンプルに作られているので、コーナーにこんなレリーフを配したいなぁ
なんて、真剣に考えています。いつか、やってみたい!

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2010年03月23日

明治村で、石を愛でる

先週末の3連休に先だって、木金と休暇をもらい
犬山の明治村に建築を見に行ってきました。
まだ、連休ではなかったので、じっくりと観られて愉しかったです。
なかでも、フランク・ロイド・ライト作の帝国ホテルは見るべきところが多かったです。
なんといっても、この建物は大谷石建造物と言っても過言ではないほどに
細かい意匠が施された大谷石が、たっぷりと使われていますので
石好きには堪りません!

外観は、大谷石とテラコッタ。そしてスクラッチタイルと
当時でも値段の張らない材料で出来ているのですが
一見マヤ文明を思わせるような独特の細かい意匠が、さすがと思わせる名建築でした。

真ん中の写真のモノは、レプリカですが
ホテルの屋根の四隅に乗っていた建造物です。
なんだか判りますか?これ、実はライトなんですね。
丸い部分の内側には電灯が設えられ、夜空を照らしたそうです。

右端の柱は、もちろん大谷石製で細かいデザインパターンが刻まれています。
今では、とてもこんなに手間はかけられませんねぇ。
しかし、近くで見ても圧倒されるデザインです。
シンプルなアメリカン建築を見馴れた目には、凝った細部が輝いて見えました。

詳細は、明日に続く…ということで明日はレリーフをご報告致します。

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2010年03月17日

鍋敷きが、ドアストッパーに変身?

ギャラリーに置いてあるアイテムを整理していて…
"鍋敷き"を見た時、"石の輪っか"ってキレイだなぁと思っちゃいました。
まぁ、普通の人は思いませんよね。(笑)

で、しげしげと見ているうちに、壁にペタペタ貼ってもキレイだなぁ。
いや、こいつは吊り下げてもキレイだなぁ…なんて、妄想世界へ。
試しにドアノブに提げてみると、おっ!穴が丁度いい大きさで引っ掛かります!
うん……………ということは、………待てよ。
いまは、鍋敷きとして薄目に作ってますが
もうちょっと厚くして角度を付けて"くさび形"に削れば
ドアストッパーになりそうですね。
使わない時は、ドアに掛けておけば邪魔にならない!これは、いいかも!

あっ、円周に沿って文字を彫り込めば"表札"代わりになるかも?
そうすると、使い勝手がいいなぁ。

こうして、妄想からまたひとつ商品が生まれて…なんてね?(笑)
でも、キレイなドアストッパーになりそうな予感がするなぁ
今日は、ちょっと"デザイン石"を思いつく裏側をご紹介いたしました。

日々、こうやって考える癖がついてるから
まぁ、愉しく商品開発ができますね。

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2010年03月16日

隕石ころころ

新聞ネタですが…
先日の朝日新聞に、南極には隕石がたくさん転がっていると載っていました。
いやぁ〜、思わず良いなぁ!と思っちゃいました。
石は太古のロマンを感じると思っているのですが、
隕石は輪をかけて、宇宙からやって来た壮大さが感じられて惹かれます。
残念なことに、私は一個も持っていませんが…欲しい!

記事によりますと、南極のバルヒェンというところには
氷の上に黒くて滑らかな小石状の隕石が、ころころ転がっているらしいです。
いままでに、16,201個も集めたそうです。スゴイ!
隕石は重いので雪に沈み氷に閉じ込められる。
その氷が流れる途中で山にぶつかり、日差しや風の影響を受けて消えると
隕石だけが、そこに残るのだそうです。
それが、1万以上も…滅多に見ない隕石の数とも思えませんね。
まぁ46億年前のモノという話なので…この期間で、この数だけとは、やっぱりレア?

周りは白一色の世界ですから、見つけるのは容易いでしょうね。
潮干狩りみたいに収穫できたら愉しそう!
まぁ、南極に観光でも行けるようですが
そう言うところには、簡単に隕石は落ちてないんでしょうね。
いつか手に入れたいなぁ…隕石。

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2010年03月12日

水温んで春

なんか、春ですねぇ。
東京でも3月に入ってから雪が降ったりして
ビックリしたところでしたが…やっと春めいていい空気です。

こういう季節になってくると
何かしら水にちなんだ商品を考えたいなぁ…などと思っていたら
庵治の方から"水盤"を作ってみました。とメールが届きました。
折角だからご紹介しますね。

台座は矩形で磨かれていて、水盤は不揃いの楕円。
相対する趣がぶつかって、異和音というか?響き合いがイイ感じです。
生け花にはもちろんですが、水を張って小さな浮き草を流したらいいかも。
浮き草によっては、和と言うよりアジア風の趣になるかも知れません。

なんか、春にピッタリですね。

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