2010年01月

2010年01月29日

冬だからバードフィーダー

以前にもバードフィーダーはデザインしたことがあるのですが
その時は、ちょっと複雑で手間賃が嵩みそうでした。
反省して、シンプルなエサ台を考えてみました。

というのもギャラリーの庭にカラス以外の鳥が来たらいいなぁ
と、常々思っているからなんです。
メジロや四十雀、もちろんスズメも来たら愉しそう。

今回デザインしたのは、石皿の下にクイを付けたオープンアイテム。
庭にグイッと挿すだけの簡単仕様です。
真ん中に島を作って、裏からここにクイを入れ込めば出来上がり!
工場の負担もさほどかからないかなぁ…なんて思ってるんですが。

クイの長さを色々と作れば、庭に高低差ができていいかも?

オープンタイプだから、カラスが来ると嫌だなぁ。
そこだけが、ちょっと心配。

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2010年01月27日

made in Ferragamoの香る石

雑誌をペラペラと捲っていたら、とあるページの見出しに
「香る石」とあったので、目が留まりました。
どうも、フェラガモが「デザイン・センテッド・ストーン」を出したらしい。
センテッドは、香るってことですからフレグランス・アイテムってわけですね。

"香る石"というアイテムは、イナダでも過去に色々と作ってきましたが…
あのフェラガモが"香る石"を作ったと言うので、ちょっと興味が引かれました。
読むと、高品質な素材を職人がハンドメイドした、100%イタリア製。
とあるだけで、詳しい内容が判らないのですが
見た感じでは、大理石では無さそうです。
もっとも、磨いた大理石では香りが染みないと思いますので
おそらくは砂岩系の石だと思いますねぇ。
右隅にオレンジのフェラガモ・ロゴが刻印されているのですが
まぁ、ここがお洒落で、お値段が高い理由かも知れませんねぇ。
だって、革紐とメタルモチーフは"香る石"と別物なので
外してしまうと、コロンと丸い石だけになってしまいますからね。

でも、そうなると我がイナダのトルコ産砂岩"レインボー"に似てる?なんちゃって(笑)
フェラガモと同じ事を考えたなんて、ちょっと誇らしく嬉しいです。
やっぱり、石ってお洒落アイテム?なんて独りごちです。

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2010年01月26日

ご当地キャラ?

いまや、全国的に"ゆるキャラ"が誕生して
なんとか、町おこしに利用しようという動きが盛んですね。
でも、当たっているのとそうでもないのと悲喜こもごも?
しかし、キャラ付きのお土産やフィギュア、
着ぐるみだけが、キャラってわけでもないですよね。

鳥取の境港では、出身の水木しげる氏にちなんで
ゲゲゲの鬼太郎などの妖怪の彫刻が通りに設置されているようです。
こいう道祖神のような、地元に根付いたキャラもあります。

そういう意味で言えば、ご近所の「池袋」は
イケ・フクロウと言うことで、フクロウがキャラになっています。
街のあちこちに、隠れキャラのようにフクロウの石彫刻がいます。
西口や東口の駅近くや、由来のある場所はもちろんですが
それ以外でも、こんなところに?と思いがけないところでも見かけます。
もちろん、イナダも頼まれて関係してますけどね。

今日の写真は、そんななかから2点ほど。
一つ目は、親子のように3匹が折り重なっています。
雑司ヶ谷にある鬼子母神で見つけました。カワイイ!
もうひとつは、フクロウと言うよりミミズク?
しかも僧侶と赤ちゃんが、一緒に彫られています。鬼子母神だからでしょうか?

石屋としては、こういう街のキャラが石で出来ている事に喜びを感じます。
芸術としての彫刻というより、シンボルって感じのハードルの低さも良いですよねぇ。

いつか、いろんな街でこんなお手伝いが、もっとたくさん出来るといいなぁ…

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2010年01月25日

「石ころ」と「石器」、どう違う?

新聞に面白い記事が載っていて、興味がひかれました。
題して「石器と石ころどう区別?」。

これは島根県出雲市の砂原遺跡で、
国内最古の旧石器が見つかったという報道を見て、
「普通の石にしか見えないんだけど…?」という、素朴な疑問から
"文化特捜隊"の隊員が調べたリポート記事でした。

確かにねぇ。いかにもヤリって感じに削られてると、石器って感じがしますが、
ハンマーなどの道具に使ったかも知れない丸い石だったら、
石器と石ころの区別は難しいでしょうねぇ。
このあたりは、剥離痕など加工跡があるモノは、すべて石器とするらしいです。
そして、区別の付きにくいモノは、地層の石で判断するそうです。
砂原遺跡では、地層は安山岩系なのに、石器らしきモノは
石英岩や流紋岩なので、石器と判断してるようです。なるほど!

あとは、顕微鏡的世界で使用感を探るという地道な作業だとのこと。
いやぁ、なかなか面白い記事でした。

私達が作っている"デザイン石"も、自然石にわずかに手を入れただけの方が
野趣があって良い!というのもありますからねぇ。
なんて、自分の仕事を遺跡と比較するのも随分ですが…
"あいまい"な感じというのは、実は良いことだったりする気がします。

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2010年01月22日

武将石?

街歩きで見つけた石のご紹介ですが…なんと「徳川家康ブレスレット」

坂本龍馬ブームで、戦国時代から江戸末期にスポットも移ったのかと思いきや、
まだまだ武将モノは、人気みたいですねぇ。
ちなみに、このブレスレットは、葵のご紋が入った彫り水晶を中心に
ブラックオニキス、薄い紺色のソーダライトで出来ています。
使われてる石に、家康の謂われがあると言うよりは
武将のイメージでデザインされたモノのようです。

ブレスレットと言うよりは念珠に見えますねぇ。
でも、そのあたりが歴女にグッと来るんでしょうか?

他にも色々とあって、これはこれで楽しい感じ!
ブレスレットじゃなくても、なにか歴史物、武将モノをデザインしてみるのも
もしかして、愉しいかも?なんて思いました。
ちょっと、考えてみようかなぁ…

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2010年01月21日

春仕立て

昨日、ヘリクリサムをココット皿に生けて
小石とアレンジしたのが、思いがけずキレイだったので
花と小石の組み合わせで、色々と愉しいアイテムが出来そうだなぁ…
などと、今後の可能性に思いをはせました。

しかし、春は花だけじゃなくてグリーンも華やぎますね。
そこで、今日はキャンドルスタンドにオアシスを入れて
ここに、苔を活け込んでみました。
トルコ産の砂岩「レインボー」に苔の緑。
文字通りのモスグリーンと、かすかなオレンジの石のコントラストがキレイです。
デスク周りやキッチンの窓辺に置けば、どこかしら春めいて感じられそうです。

きょうも調子に乗って、一眼レフで撮ってますので画像がデカイです。(笑)
クリックして大きくなった写真で見ると…どうですか?苔って可愛いですよねぇ。
石と苔は相性が良いですが、ともすると
いかにも「和」って感じになっちゃうところが、トルコの石でモダンな感じ!
花だけでなく、これも春仕立てですね。

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2010年01月20日

石に咲く花

昨日あたりから東京は暖かく、今日などは春のようです。
縮こまっていた手足も伸びそうです。
ちょっと花粉が怖いなぁという気もしますが…

先日のことですが、"ヘリクリサム"と言う花を知りました。
和名は"貝殻草"とか"麦わら菊"とか呼ばれているそうですが
不思議なことに、生きているのにカサカサとドライフラワーの様なんです。
でも、色味も薄紫やピンクでキレイです。
種類によって、白や黄色やオレンジなど、色々あるようですが
私の手元には、薄紫が一輪。直径2cmほどの小花でカワイイ!

手近に4.5cmほどのココット皿があったので
取りあえず、これにオアシスを小さくカットして入れ
ヘリクリサムを挿し込んでみました。
オアシスが見えるのも芸がないので、淡いグリーンの小石でオーバーラップ。
不勉強でこの石の名前が判らないのですが、透明感があってキレイです。
ヘリクリサムの薄紫とお似合いで、どことなく春めいて見えます。

キレイだなぁ…と思い
20mmのレンズを付けた一眼レフで撮ってみたら…これまた良い感じ!
勿体ないので、いつもより大きいサイズで載せちゃいました。(笑)
(写真をクリックすると大きくなりますが、石屋ですから石にピント来てます=笑)
なんだか、石から咲いたようで微笑ましいです。

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2010年01月18日

アロマポッドも変身

先週作ったカーネリアンの額が、社内で受けたので
調子に乗って、アロマポッドも変身させてみました。

なんの変哲もない白いポッドだったので
同じくカーネリアンのツブツブを貼り付けてみました。
何かを表現したと言うより、適当に貼り付けながら
香りが漂う感じというか…ハーブが伸びてゆく感じとか…
そんなイメージでペタペタと貼り付けてゆけば
なにやら、スペインの壺のようになりますねぇ。

白の素焼きにカーネリアンのオレンジとかボルドー色がキレイ!
これは、ちょっと愉しいなぁ。

ケイタイに貼るにはラインストーンと違って、
ちょっと大きいから無理ですが…
瓶や木箱や、いろんなモノに貼るだけで、華やかになってイイかも?

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2010年01月15日

古い額が生き返る?

私事ですが…最近、水彩画を描いたりしてます。
実は、昔はよく描いたんですが、長いこと筆を置いていたので
すっかり腕は鈍っちゃってましたけどね。
腕前は、なかなか戻りませんが…でも、楽しさは甦ってきてます!

そうすると欲が出てきて、額装したりもしてます。
腕前をカバーして、絵もなにやら引き立つような?
そんな、気までしてくるから不思議ですねぇ。

前置きが長くなりましたが…
そんなわけで、安い額やアンティーク雑貨店で額をよく買います。
でも、全てが気に入るわけではないので
ちょっとイタズラして、自分なりにカスタマイズしてみました。
そこは石屋なんで、石を使っての「リ・デコ」って訳ですけどね。

手にしたのは、最初の写真の様に、ちょっとアンティーク風に掠れた感じの額でした。
味付けなんで、ほんもののアンティークとは風合いが違います。
そのあたりが、ちょっと残念なんで、石を使って雰囲気を変えてみようと思います。
そこで、フレームの凹んだところに、「カーネリアン」という
赤っぽいツブツブの石を敷き詰めながら貼ってみました。

まぁ、ちょっとくらいはみ出しても気にしないでドンドン貼っていくと…
どうですか?
なんか、ゴージャスな額に生まれ変わったような気がしてきませんか?

これは、古い額や壊れた額などを生まれ変わらせるのに、いい手かも知れません!
なんて、ちょっと偉そうに報告です。(笑)
と言うのも、ちょっと気に入った出来映えの額だと自負してます。
問題は、こういう額に似合う絵が描けるかですね?(汗)

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2010年01月14日

石のアローポイント(↑)発売決定!

ちょっと反響を戴いた「石のアローポンイント」が
いよいよ発売されることになりました。
とは言っても、社内決定が出ただけなんですが…(汗)

そんなわけで、画像は試作品を再アップなんです。
一応、黒、グレー系、ピンク系、赤系、白系と選べるようにいたします。
これまた、石見本がまだ用意できていないので、申し訳ないのですが
必ず、後日アップするようにいたします。
定価は、頑張って5000円にいたしました。
もうちょい安くできると、なお良いのですが…
国内生産することにしましたので
このあたりが、いっぱいいっぱいなんですよねぇ。

と、今日は速報のみ、箇条書きのようなお知らせです。
詳細は順次アップ致しますので、よろしくお願い致します。

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