人に気付かれないように…（その2）

昨日は、彫刻「人に気付かれないように…」を、ご紹介しましたが
岡野さんが言ってたように、葉陰や石のポッド越しに撮影したので
作品本来の姿は判りにくかったかも？
そこで、今日は作品本意に撮った画像を載せてみました。

ご覧のように、材は大理石。
白地にグレーの縞々が、妙に身体模様に見えて微笑ましいです。
四隅にある角状の突起だけが本磨きに仕上げられピカピカ！
その他の部分は、ノミ跡でしょうか？ビシャンのようにデコボコに仕上がっています。

写真の右側には、小さ目の"モノ"が、しっかりとしがみついています。（笑）
幼生（妖精）でしょうか？
モダンで抽象的なんだけど…空想上の生物や妖精に見えたりする
そんな岡野彫刻の良さは、気取った彫刻に比べると生活に近くて愉しいです。
こ言う彫刻が、庭石代わりに置かれている
そんな、庭やベランダは、とてもイイ感じな気がします。

見本となるように、岡野さんの協力を戴きながら
ギャラリーの空中庭園もワンダーランドにしていきたいなぁ…と、思っています。

人に気付かれないように…

屋外展示用の岡野さんの作品が届きました。
これは、「人に気付かれないように移動する方法」と題されたシリーズの彫刻です。
このテーマは、岡野さんにとってライフワーク・テーマなのかもしれません。

岡野さんがギャラリーの庭に作品を設置したときに
ちょっと、お話ししたのですが…
小さめの作品を縁台の下に、「あっ、見つかっちゃった」って感じに置いたり
背の高いカタチを隅っこに並べてみたり、椅子の上に置いて接着して
ここには人を座らせないなんてするのも面白いですよねぇ。
なんて、盛り上がって話に興じました。

また、シリーズ名通りに木の陰に隠したりして
なかなか見つからないブラインド展示にしても良いかもしれませんね。

あちこちの行政施設にも置いてあるけど、役人は頻繁に替わるので
設置したいきさつが不明になっている作品もけっこうあるようです。
そんな作品をギャラリーに持って来たいというお話まで戴き
屋外展示が賑やかになりそうな予感もします。

我が家のベランダ庭にも、ひとつ欲しくなってきました。