2009年08月

2009年08月31日

月刊「化石コレクション」を買う

今更ですが、月刊 化石コレクションを買いました。

別件で行った本屋さんで、会計の時に
レジ横の棚に"月刊 化石コレクション"が置いてあって目に留まりました。
パッケージの一部が、透明の窓になっていて"アンモナイト"が見え
その意外に大きい化石に惹かれ、つい手に取りました。
どうせ「おまけ」なんだから、小さいもんだろうと思っていたのに
しっかりした化石を見たら…買っちゃいました。(笑)

本文を読むと、アンモナイトとは言ってもその生息はデボン紀と古く
付録の化石は、なかでも原始アンモナイトと呼ばれる"ゴニアタイト"とある。
なんか、ジーンと来ちゃいました。
アンモナイトと一口に言っても10000種類はあるらしく
カラのカタチや、渦巻きが内側にどれくらい入っているか?
などによって、様々に分類されるそうです。

そんな知識を得ながら、レプリカではない本物の化石を
手に取っていると、夢が広がります。
石とは言っても様々で、貴石や宝石も石ですが女性にとっては憧れ?
でも、化石は、別の意味で心に刺さりますよねぇ。これは、毎月買っちゃうかも?
と思いつつ、9月7日が愉しみになって来ちゃいました。

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2009年08月28日

ブッシュド・ノエルなキャンドルスタンド

昨日から秋ネタですが…
今日は"キャンドル・スタンド"です。

実は、先日とあるパーティの写真を見たのですが
テーブルのセンターには、丸太状の木が置いてあり
そこには、いくつか穴が開いていて、キャンドルが刺さっていました。
面白いなぁ…手作りなんだろうか?と、しばし眺めていました。

まるで、クリスマスの頃に食される丸太を模したチョコレートケーキ
"ブッシュド・ノエル"に見えたのは、私だけかもしれませんが…
で、閃いてカマボコ型のキャンドルスタンド。
細いローソクではなく、アロマキャンドルみたいに
カラフルで太いキャンドルが連なったら面白いと思いました。
同じ色ではなく、イタリアンカラーみたいにしたり
トリコロールにしたり、遊べそう。

もうちょっと丸太っぽく、底部分の削りを少なくしても良いかも?
キレイに磨かずに、ダイヤモンドカッターで
木の皮風に刻みをつけても面白そう。
もうちょっと技を使って、木の枝なんかが彫れたら
一層"ブッシュド・ノエル"に見えそうですが…まぁ、大変でしょうね。

カマボコか?丸太か?くらいなら安価に作れそうですね。
気の早い話ですが、クリスマスまでには作ってみようかと思います。

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2009年08月27日

テーブルに置ける"鍋敷き"

朝夕、めっきり秋ですねぇ。
昼間も日差しが強くてもカラッとしてるし、風も涼しいです。
まだ、気が早いですが…
食卓に、蒸し料理や鍋料理が出てくる日も案外近いかもしれませんね。

そんなことを考えていたら、
自分用に"鍋敷き"が欲しくなっちゃいました。
イナダには、輪っかの鍋敷きもありますが、
大きな鍋をお使いの人や、伊賀焼きの蒸し器などオシャレ鍋には不向きかも?
と言うことで、スケッチを起こしつつ
基本的には、"自分が欲しい"をテーマに考えてみました。

まずは、オーバル型。
ただの正円や楕円だとつまらないので、の変型だとオシャレ感がでそうですね。
次は、あえてのランダム型。アートっぽくて良いと思いますが…
とんがった部分が嫌だという人もいるかもしれませんね。
このあたりは、ちゃんと削って丸みが出せたらいいと思っています。
そして、星形。といっても丸〜く角を削ってムササビみたいなカタチ。
それぞれ、裏面には下駄を履かせて、岡野さんの作品の様に
ラバー加工をしようかと思っています。
スケッチは黒で起こしてますが、いろんな色の石で出来てたらカワイイ。

こんな鍋敷きだったら、ル・クルーゼやティファールなどの
オシャレ鍋もいけるんじゃないでしょうか?(笑)

私は、個人的趣味としてアートっぽいランダム型が好きなんで…
欲しい!(工場にお願いしようかなぁ…)

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2009年08月25日

岡野さんの作品(その2)

岡野さんの彫刻作品ですが…昨日は全体像をお伝えしたので
今日は、細部までご紹介したいと思います。

インドの砂岩は、全体的にはサンドベージュな色彩です。
その中に、うっすらとブルーの線が年輪模様を刻んでいます。
とても和む色彩で、インド産なのに「和」を感じますねぇ。
400番の磨きをかけた表面は、ほんとに滑らかで
いつまでも触っていたい絶妙な感触です。

ちょこんと金平糖のような頭部(?)が乗ってるように見えますが
これは別に作った部品が貼り付けてあるわけでなく、もちろん一体となっています。
変な言い方ですが、ちゃんと彫り抜いてあります。
上から見ると年輪様の線が乱れることなく繋がっているのが判ります。
このあたり、一体かどうかで価値が大分違いますもんねぇ。

四つ足の裏には、ラバー加工がしてあって
置き場所を傷つけません。このあたりも繊細でイイ感じですよね。
お値段は50,000円ほどです。ご興味のある方はご連絡くださいませ。

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2009年08月24日

岡野さんの作品

先週末に、彫刻家の岡野さんがギャラリーに遊びにきてくれました。
以前お会いしたときに「今度、なにか作品を持ってきます」と
岡野さんが言ってて、その約束通り作品を持ってきていただけたんです。

作品タイトルを聞くのを忘れてしまったんですが…(汗)
長さ12cmほど。高さ9cmほどの小品で、なかなかに味わい深いです。
「人間に気付かれないように移動する方法」と題された過去作品に似た雰囲気があります。
材は、インドの砂岩だというお話ですが
触っても全然ザラザラしていなくて、スベスベで温かい感じです。
触っていて、とっても気持ちがいいです。
石なのに木目模様があって、これが一層作品を温かく感じさせているようです。

丸みを帯びたボデイに4本の足。
角様の突起を持った妖精のような姿は和みます。
デスクの上において、ストレス緩和や
リビングに現代アートの彫刻として置いても似合いそうです。

お近くの方は、六本木のギャラリーで現物を触って戴くこともできます。

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2009年08月21日

石の仏像ってあるかなぁ…

最近、仏像ブームなどと言われ
阿修羅展をはじめ、様々な仏像展に人が多く集まるようになりましたねぇ。
歴史好きの"歴女"だけでなく、仏像好きの"仏女"まで現れてビックリです。

でも、考えてみると…石製の仏像ってあったのかなぁ?
大抵は木彫。もしくはそのうえに乾漆で仕上げてあったりです。
レリーフのような、半立体彫刻は見ますが
なかなか日本では馴染みが無いかもしれないですねぇ。

中国や東南アジアでは見かけますが
日本では、お地蔵さん的な"石仏"であって、仏像じゃないのかも?
なんて、勝手に思いこんでおりました。

先日のことですが…
吉村鐵凡(yosimura tetsubon)さんの個展を拝見して
そこに仏像彫刻を見つけました。
吉村さんも乾漆物が多いようですが石彫刻もありました。
でも、やっぱりお地蔵さん系のお姿ですね。
小松石を叩いた後輪様の輪の中に立っていました。
いままでの石彫刻より、少し現代感覚があって良いですねぇ。
高さ60cmほどの小品なので、お部屋にも飾れそうです。

さて、仏女の皆様は、どう反応するのでしょうか?

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2009年08月20日

東京都現代美術館で見つけた石

夏休み中は、日頃の不勉強を取り戻すべく
あちこちの美術館を訪ねて、アートに触れていた。
なかなか、愉しい夏休みでした。
特に東京都現代美術館は、たくさん石が使われていましたので
ちょっと、ご報告したいと思います。

建物自体モダンで目を惹きますが、広場や歩道路などにも
石がたくさん使われていて、ヨーロッパの小径をイメージさせます。
中にはいると、一面のガラス窓の外には
水をたたえた堀が巡らされ、日常と切り離される気がします。
堀の向こう側は、幾重にも渡る石の塀が城壁のように立ちはだかって格別。

地下にはアート関連の図書館が用意され、長い時間が過ごせます。
その図書館入り口の脇にはスリット窓が用意され
地下なのに外光が豊に入ってきます。そして、窓外は荒涼とした石の砂漠。
このニッチな庭自体がアートなんですねぇ。イイ感じです。

回廊の上から下を見ると企画展の展示物でしょうか?
細かく砕かれた白石が丸くコンポジットされていました。
遠目なので、材が石かどうか判りませんが…石だったらいいなぁと思わせるキレイさ。
刺激的なアートです。現代美術館はある意味、石の宝庫でもありました。

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2009年08月11日

二夜連続

今朝ほども地震があって、静岡は大変な被害にあわれているようで心配です。
六本木もギャラリーも、2回に渡り被害を受け
昨日は無事だった、ニレの実を描いた細密な陰彫りと
いまは亡き愛犬の肖像を彫った陰彫りが割れてしまいました。(泣)

特に、愛犬の肖像はいまは居ないだけに悲しいです。
まさか、二夜連続で地震に見舞われるなんて考えてもいなかったので…
こんなことなら棚の下の方に移しておけば良かったなぁ
と、後悔しきりです。

他の物は大丈夫でしたが
大切にしていた陰彫りの飾り板が、ついに1枚も残らず無くなってしまったのが残念です。
あまりに哀れなので、割れた愛犬の彫りは写真に撮れませんでした。
と言うわけで、今日は写真無しです。

明日から夏休みで、しばらく更新お休みです。
最後のネタが、こんなことになるとは…

20日頃から再開しますが、今度は明るいネタでスタートしたいと思います。

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2009年08月10日

地震

昨晩、東京では珍しく震度4の地震がありました。
朝、会社に着くと引き出しが開いてたりして…
おぉ、結構揺れたんだなぁと思い、ギャラリーが心配で見に行きました。

一番気にしてた1mほどの大谷石の柱2本で、
丸いガラス板を支えているテーブルは無事でした。
しっかり留めているわけではなく、バランスをとって乗せているだけなのですが
これが、うまく揺れを逃がすのか?倒れることもなく
上に乗せている花器なども無事でした。ホッとして陳列台を見たら
無惨にも"陰彫り"の花イラストが施された飾り板が落下し
大きく割れたり、粉々になったりしてました。(汗)

他にも、プリザーブドフラワーのスタンドなどが被害に遭っていて
ちょっと痛ましかったです。
割れた破片を片付けながら、こいつらを捨てるのは忍びないので
なんとか別のカタチに再生できないかなぁ…と思いました。

取りあえず、モザイクみたいに並べて写真撮り。
まぁ、無くもない?
もうちょっと割るところを割って、シャッフルして
目地を施し額装してみようかなぁ…モダンアートになるかも?

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2009年08月07日

富山で見つけた石のあれこれ(最後)

富山報告も今日が最後。
最後は、私の好きな"石の灯り"です。

以前、トルコ産の大理石様の白い石をくり抜いてて
中にライトを入れてみたら、部分的に石が透けてオレンジ色に光りました。
これはキレイだなぁ!と思ったのですが、いかんせん脆くて
穴を開けているうちに、壊れてしまうモノが多くて諦めた事があります。

ホテルのロビーに置いてある
たぶん大理石だと思うのですが…
青磁色の石の中に、ライトを仕込んである"石の灯り"の写真を見て
おぉ、と懐かしく思いました。やっぱりキレイですねぇ。

石が透けるとは、誰も思っていない様ですが…実は結構透けます。
そして、石を透けて出て来る灯りはキレイです。
秋に向かって、また石の灯りをデザインしてみたくなりました。

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