2009年06月

2009年06月30日

エサ箱、更新

昨日、卵形のエサ箱を考えてみましたが
これは、作るのに大変で経費倒れになりそうです。
で、もうちょっと簡単でスタイリッシュなのはできないか?
ちょっと、考えてみました。

まずは、キューブタイプ。
これは真四角のブロックを切り出せばいいのですが
「く」の字なら簡単ですが、「コ」の字は意外と面倒な部分があります。
カッターだけではできずに、手で細工する部分が出そうです。
その分組み合わせも自由にできるので、長屋風にも3階建てにもできそうです。
ちょっと凝って、テーブルなんか刺して果物を上に上げることも面白いかも?

カッターだけでできそうなのが円盤タイプ。
真ん中に穴を穿って、心棒の石をはめればOK!
一番下か、一番上はちょっと厚めの円盤にして、カッターで掘って水盤にしてもいいかも?
エサの他に水も飲めて、夏は水浴びもできます。

円盤タイプが、一番実現性があるかなぁ…

都会に動物が居なくなったら、悲しいですねぇ。
メジロや四十雀、オナガ、もちろんスズメなどが居るから和みます。
ちっちゃなエサ箱が鳥の集会場になったら、愉しいかもね。

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2009年06月29日

小鳥のためのエサ箱を考えてみました

先日、庭に置く"鳥小屋"を考えたんですが…これって季節モノですよねぇ。
卵が孵って子育てが終わったら、いつまでも小屋に居ないかもしれません。
鳥の居ない小屋も寂しいもんなので、"エサ箱"を考えてみました。

とはいえ、ただの皿があって、そこにエサがあれば鳥には十分かも?
でも、それじゃ鳥の居ないときが格好悪いので、やっぱりデザインした方がいいかなぁ
などと、思いながら卵形のエサ箱を考えました。
これなら、屋根があるので雨の日でも、多少はエサが濡れないでしょう。
夏の日差しも、少しは避けるので、果実が干涸らびるのも防げそう?

それに、上からカラスなどに襲われないかも?
自然界のことなんで、こっちの想像外のことが起きるかもしれませんが
まぁ、とにかく少しでも安全に暮らせるように考えてみました。
こんなエサ箱がギャラリーの庭にあって
小鳥がチョンチョンと遊びに来てくれたら、ちょっと嬉しいかも?

そうそう、エサ箱の奥には穴が打ってあって、割り箸や竹串が刺さるようにします。
こうしておけば、冬の時期に脂身などが刺しておけます。
小鳥のエサは、果物や種ばかりとは限りませんからねぇ。

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2009年06月25日

海の中から時を越えてやってくる

27日から始まる"海のエジプト展"が、ちょっと楽しみです。
なんといっても、地中海で発掘されたエジプト第2の都市「アレクサンドリア」の遺跡から
5メートルほどのファラオの彫像やヒエログラフが刻まれた石碑が来るというので
洋の石ものもいいよなぁ…なんて。

前にも書いたような気がしますが…
どんなに文明が進んで、過去を残そうと努力しても
結局石に刻むなど、プリミティブな方法の方が時を越えて残ると言うことですね。
ちょっと前に、子供の成長を記録したVHSなんて、ビデオレコーダーが無いので、
全然見られませんし、ましてやβで録画したモノなんて尚更です。
CDでもDVDでも、録画方式が変われば、もう見ることもできません。

やっぱり、木や石に書いたり刻んだり、彫ったりが
人間の本性に合ってるんでしょうか?だから軽々と時を越える?
2000年前にタイムトラベルできる石遺跡は、ほんとロマンに浸れます。

今回は、海に沈んでいたので、きっと痛みも少ないんじゃないかなぁ
などと夢想して愉しみにしてるんです。

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2009年06月24日

石の鳥小屋

ご同業の148さんのブログに
ちょっと前ですが、灯籠にセキレイが巣を作った話がエントリーされていました。
楽しみだなぁ…と思っていましたが、どうもカラスに襲われてしまったようです。
自然界は残酷です。でも、人間が軽はずみに手出しもできないし…などと考えていて、
それなら、石で巣箱ならぬ鳥小屋を作ったらどうだろう?と。

我がギャラリーの空中庭園にも鳥がやって来ます。
特に冬になると、枯れた苔を雀がついばみにやってきて
せっせと鉢の苔を剥がしてしまいます。巣作りに使うんでしょうねぇ。
で、人間は春にまた苔を貼るわけです。

このギャラリーの庭に置いてもいいなぁ、と考えたのが
卵形の鳥小屋。ツルンとした卵に小さい穴が1個。もちろん小鳥用です。
中をくり抜いて、後ろにフタを付けて接着剤で留めちゃいましょうか。
入り口が小さいから、カラスのクチバシは入らないでしょう?

もう一つは、四角柱の鳥小屋。
所々にエンタシスの様に置いたら面白いかも?前面にはラインの刻みを入れて
ちょっとデザイン的にしようかと思っています。
巣の入り口に、小さな石棒を突き立ててアクセント。親鳥が留まってもいいように。
こちらも天辺にカラスが留まっても、クチバシが入りません。

石だし、ちょっとやそっとじゃ壊れないね。防衛力ありそう?
庭からここに苔をせっせと運ばれても、文句は言いませんよぉ。

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2009年06月23日

石の欄干の名残り

昨日、目白の高架橋の名残りに触れたところ
本社のスタッフが、速攻デジカメを持って撮影してきてくれました。

目白駅を出て、駅前広場の右端にそれは移設されています。
目白駅前の目白通りは、山手線などの線路を跨ぐカタチになっていて
道路に見えても、実は橋なんです。
この橋の欄干は、その昔、写真のように風情のある石造りだったんです。
アールデコ様式で、頭がラウンドしているものと四角いのと2種類ありました。
間をつなぐ鉄の柵も幾何学模様で、なかなかイイ感じ。

どうして、これをそのまま残さなかったのか判りませんが
いまでも、十分にキレイな意匠として使えると思います。
まぁ、記念碑的に石の欄干が3基、鉄の柵とともに残ってまだ良かったですが…

これからは、妙に現代的な意匠になってしまって
こういう趣のある石の欄干は見ることもなくなるんでしょうねぇ。
ちょっと、残念です。

そういえば、昔は門も石製でした。
いまでも、こんな意匠の門が作れたら、すっごく格好いいなぁ。
撤去の時に、譲って欲しかったとなぁ…と、今でも思っているわけです。(笑)

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2009年06月22日

新聞で拾った、石の話題「石造りの欄干」

新聞には、結構石ネタが掲載されることがあります。
そうそう、と相づちが打てるものから
へ〜〜〜っ、知らなかったぁというものまで、色々です。

土曜日に朝日新聞で見つけた石の話題が"石の欄干"。
新宿を通る外苑西通りの話題で、玉川上水を辿り
今の道路と交錯している"川の跡"をたずねていました。
その中で、私が興味深かったのは"石の欄干"です。
なんて、味があるんでしょうか?

そういえば、昔は橋の欄干は低くて、石造りが多かったように思います。
庭園の池の周りを巡る遊歩道も石の欄干でした。
それが、いつからかコンクリート製で丸太を模した欄干になりましたねぇ。
なんか、まがい物の匂いがして、好きになれなかったのを思い出しました。
この、コンクリ丸太は公園でも、庭園でも今でも見かけます。
こういう事で、自然と同化してる用に見せるのは浅ましいなぁ。なんて。

せめて庭園には、石造りの欄干が欲しいなぁと思います。

玉川上水跡でも、この石の欄干が残っているところはごく少ないようです。
ご近所の方々は見慣れた風景で普通なんでしょうが
無くなってから、大切さに気付くような事がないように、切に願います。

本社の近くの目白駅前の高架橋は、それは味のある石造りの欄干だったのですが
何年か前にリニューアルして歩道が広がったときに
金属製に変わってしまいました。一部は名残のように駅前の花壇に残っていますが
撤去する時に、貰えるもんなら貰いたかったです。
売ってくれたなら、もちろん買いたかったです。捨ててしまったんでしょうか…?
競売か、購買か、そんな、お知らせがあっても良かったのになぁと、今でも思っています。

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2009年06月17日

挟まないで、置くだけのブックエンド

検索キーワードを調べてみると、ブックエンドにみなさん興味があるようです。
季節柄、傘立ても多いですね。靴べらスタンドも健闘中。

それなら、なにかブックエンドをデザインしてみようかなぁ?
でも、ブックエンドと言っても会社じゃないから
オシャレで、お気に入りの本をちょっと置くようなのを考えてみました。
たくさん挟むのは、今までもデザインしてきましたからね。

今回のは球です。先日の"花玉"みたい?
石で球を作り、八分の一の部分を切り取ります。
簡単に切り取ります。なんて書いてますが、ここが難題です。
一番奥のカット面が出会うところをキレイにカットするのが、意外に難しそう。
無事にカットできたら、このカット面が奥に傾く様にそこの部分もカット。
順番はどっちが良いのか?工場と相談です。

ここに、もたれかけるように本を置きます。
まぁ、大した冊数は乗りませんが、その分オシャレです。
お気に入りの写真集とか、いつも側に置きたい作家の本とか
キレイなレシピブックなんかを乗せるとグッドです。いかがでしょうか?

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2009年06月16日

睡蓮タワー

ギャラリーの空中庭園には、睡蓮鉢があります。
残念ながら石製ではなく鉄器なんですが、外側はサビサビでイイ感じです。
内側はコーティングしてあるので、こちらは錆びないんですけどね。

ちょうど花を持つ時期なので、次から次へとピンクの花が咲きます。
ビオトープのように、なるべく自然にしておこうと思ってるのですが
ちょっとくらい"デザイン石"があってもイイかなぁ…

そんなわけで、ちょっと考えてみました。
あまり人工的な形状だと、このワビサビ感に似合わないと思い
一部を磨いた石を欠き砕くイメージを考えています。
一部だけ磨いてあるのがミソって感じです。

加えて、丸穴をひとつ。
これで、ちょっと象徴的なイメージも出ますね。
別に気の向くままに、いくつも穴を空けても愉しいかもしれません。
こいつを沈めると、睡蓮鉢に芯が出来る気がします。

欠いたところが、ちょっと苔生したりしたら上出来です。
(何年かかる事やら…)

ちょっと、工場に試作をお願いしてみようかなぁ…

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2009年06月15日

自分で遺跡を作る?

仕事でWEBサイトをウロチョロしていたら
「ザ・ブリック」なるモノを発見しました。

これはレンガ素材を、モルタルを使ってコツコツと積み上げて作るというモノ。
おぉ、小さいのに本格的な感じです。
本物のレンガを使っているので、できあがりが石遺跡みたいなんです。
しかも、接着剤じゃなくてモルタル!左官屋さんになった気分です。
当時に思いをはせながら、コテでピースにモルタルを塗っていると
悠久の時間につかまってしまいそうですね。

作れる遺跡は、ピラミッド、アンコールワット、パルテノン神殿など。
ごく簡単な7ピースから、なんと412ピースのタジ・マハールまで多彩。

う〜ん、ちょっと作ってみたくなっちゃいました。
どうせやるなら、より精巧な方が良いかなぁ…などと思いながら
そんな時間あるかなぁ…と思案投げ首。
でも、愉しそうですねぇ。できあがりが石の遺跡というところが
石屋的には、気に入りどころです。

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2009年06月12日

月刊「化石」

新聞を見ていたら…
なんと月刊「化石コレクション」なるものが発売されるとの告知があった。
来る8月7日からの発売で、三葉虫やアンモナイト、琥珀などが同梱されるらしい。
なんとも、興味のわく話だなぁ。

なんといっても、宝石、貴石や化石は、石と言っても遠い親戚みたい。
普段私たちが使っている石の世界とは、全然違います。
言ってみれば、遠縁のお金持ちみたいなもんでしょうか?(笑)
でも、普段使う石も磨くとそれはキレイで、深みがあってイイもんです。
血は、つながっているって感じ。

化石には悠久の時が詰まっていてロマンを感じます。
もちろん、ただの石にも歴史は詰まってるんですけどね。
そこに生物の証が含まれる分、見え方が違って感じます。
私は、コレクターではないので、高価な稀少化石を漁ろうとは思わないんですが
毎月届く化石というのも、ゆる〜〜い感じで惹かれます。
申し込んじゃおうかなぁ…


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