2008年11月

2008年11月28日

信州で、ソバを見て考えた

先週の3連休、信州に遊びに行ってました。
連日、昼はソバに決めて、名店を歩き廻りました。
ソバもつゆも、各店ごとに違いソバ侮り難しという感じ。

家でも、もちろんソバは作ると言うか…茹でるだけですが。(汗)
でも、シコシコ感は大切で、コシは大事なんで気を遣います。
あと、水切りですね。
ザルにあければ良いのでしょうが…
ソバ用の薄いざるを持ってないので、いつも皿盛りです。
そうすると、しっかり切ったつもりでも、水が結構溜まります。
こいつを何とかしようと、石板で水切り台を考えました。
以前に、冷や奴用に豆腐の水切りを考えましたが、応用です。
というか…大きさ違い?(汗)

四角と丸の2種類。
どうせなら、水切りもドットとラインにしようかと思います。
こいつを手持ちの皿にセットして、ソバを盛ればOK!
小割りにして、ポツポツと置いたら、黒御影とコントラスト良く
きっと、ソバも映えますね。

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2008年11月27日

テーブルが生き返る

10月23日の記事で、アンティークのコーヒーテーブルの
表面に石板を置こうと思うと書きましたが
やっと、工場のK君が、忙しさの合間を縫って作ってくれました。

私の大好きな"B-ブラウン"という、茶ともグレーとも言えない
微妙な色なんですが、イイ感じの石で仕上がりました。
直径45cm、厚みは8mmほどでしょうか?でも、この薄さが難しいんですけどね。
実は、最初にお願いしたとき、本磨きなら1.5cmの厚さになると言われました。
圧をかけるので薄いと割れちゃうんですね。
でも、コーヒーテーブルの天板の大きさを考えると
1.5cmもあったら、バランスが悪いので、無理を言って薄くしてもらいました。
おかげで、意外と軽く女性でも楽々と持てます。

早速、コーヒーテーブルに置いてみるとバッチリ!
天板が木部より暗く高級感もあります。
天板はフチが丸くラウンドして、何重ものアールがあります。
この一番小さい口径に合わせたので、石板の外に木部が丸くはみ出します。
ここが、格好良さのポイントです。(笑)

天板が石だから、熱いコーヒーを置いても大丈夫です。
ちょっと傷ついた家具は、こうやって生き返らせると良いですよぉ。

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2008年11月26日

石のパッチワーク

先日、本屋をウロウロとして資料を探しているときに
パッチワークキルトの本を見つけました。
モノを捨てずに使い回すと言う意味でエコと言えるかもしれませんが
それより何より、まずキレイなので驚きます。

そして、今日。
なんか石ネタ無いかなぁ…なんて考えていた時に閃きました。
石でもパッチワークが出来るんじゃないの?
ちょこっとスケッチを起こしてみたんですが、どうでしょう?
なかなかイイ感じかもしれませんね。
額装仕立てをイメージしてみましたが、
古いテーブルの上を、このようにパッチワークしたら
意外に格好の良いテーブルに生まれ変わりそうですね。

壁のセンターに細長くアクセントでパッチワークしたり
先日、スタジオで見つけたように階段を彩っても良いですね。

職人さんは、切って填めて、また切って填めてと
パズルみたいで大変かもしれませんが…(笑)
芸術の秋なんて言うし…(もう、冬?)どうでしょうかねぇ?

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2008年11月20日

箱根で見つけた、石あれこれ (その4)

今日も箱根ネタですが、テーマは特にありません。
おや、これ面白いなぁと私が思ったものをピックアップです。

最初の写真は、"炭風呂"というログキャビン風の小屋に
遠赤外線効果のある炭を入れたサウナ風の風呂があるんですが…
ここの煙突です。玉石を積み上げて固めたモノのようです。
なんか立ち上る湯気が、怪獣が火を噴いているようでユーモラスです。
自家製の薫製機の煙突がこんなだったら良いですねぇ。

次は、小涌谷温泉の源泉です。
岩の天辺に丸く窪みが穿たれ、そこから細い水路が造られてます。
茶の湯に通じるような厳かさがあります。
源泉の跡のようで、チョロチョロと湯が流れていて
かえって風情があるように感じました。

最後は"滝温泉"なんでしょうか?湯気の上がる滝がありました。
でも、滝に注目ではなく、手前の大岩です。
すっかり上面が苔生しています。
これだけの大岩にびっしりと苔が生えているのは見応えがあります。
小さい苔石は可愛いですが、大きいと壮大です。

こうして、箱根の取材ついでに
いろんな石を心に留める作業は愉しいです。(また、行きたいなぁ)

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2008年11月19日

箱根で見つけた、石あれこれ (その3)

箱根のホテルは、温泉らしく隅々に「和」が顔を出します。
これがまた風情があって、なかなか良い感じなんです。

例えば、エレーベータホールの片隅に
柱を背にしてミニチュアの石庭があったりします。
グレーの御影石で60cmほどの囲みが設えられ、そこに細かい白砂利。
自然石がひとつ。たったこれだけなのにグッとイイ感じです。
日本人は、ここに景色が見えるんですねぇ。

また、廊下の端に…
普通の家でいえば縁側に当たる部分に、小砂利が敷き詰められていたりします。
自然石が飛び置かれて、ちょっと造作がされた石が中心に置かれています。
杉玉がアクセントに緑を放っています。網代編みの塀と相まって、実にイイ感じ。

ご家庭でも、ニッチなスペースに施せば
ググッと良くなるアイディアが散見できました。

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2008年11月18日

箱根で見つけた、石あれこれ (その2)

今日は恒例の灯籠ネタです。
取材に出るたびに、あちこちで灯籠を撮ってきましたが…
今回は露天風呂にありました。

いわゆる雪見灯籠です。露天風呂を池に見立ててその際に鎮座してました。
周りには石柱が建っています。
お風呂に石柱。なぜなんだか、いまだに判りませんが
あちこちのお風呂で見つけます。
(知っている人が居たら、ぜひ教えてほしいです。)

もう一点は、小涌谷の温泉建物の角に置かれていました。
半月に石で囲んだスペースに鎮座し、周りには細かい白石が敷き詰められています。
ホウキの掃け目がきれいです。数葉の落ち葉が彩り。
これは、灯籠と呼べるのかどうか?でも、役割は灯籠だと思います。
半月が2枚、合わさるようにコーナーに刻まれ磨りガラスが入って
大きさカタチを少し違えて、なかなかオシャレです。

都会では、料理屋さんなどでしか見なくなった灯籠ですが
こんな現代的な灯籠なら、玄関脇などに設置したらオシャレですよねぇ。
我が家にも置けるように考えてみようかなぁ…

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2008年11月17日

箱根で見つけた、石あれこれ

先週末に取材で箱根に行って来ました。
今回は、冬らしく温泉中心の取材でしたが、いろんなお風呂を見てきました。
やっぱり、露天は石でお風呂が出来ているのが多く、イイ感じ。(笑)
それぞれに工夫を凝らしていますが、様式美というか?
自然と約束事が出来るようです。

そのひとつが、背に大岩を配して露天風呂のヘソになるようにしてあること。
風呂の周りは、中くらいの石や手を合わせたほどの石で囲っていますが
必ず入り口というか?目印の石があること。
石柱を何本か建てる様式もありますね。
この大岩から源泉が掛け流されていると、野趣があって良いですねぇ。
なんか、贅沢いっぱいな感じで嬉しいです。

室内風呂は、大谷石貼りが流行りなのか?
行く先々でお目にかかりました。大谷石好きの私は我が家の風呂も
大谷石にならないかなぁ…なんて、夢想しちゃいました。

温泉と石は良い関係ですねぇ。切っても切れない関係?

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2008年11月14日

寒くなってきたので…

なんか、寒くなると灯りが恋しくなりますねぇ。
LEDよりは白熱灯の明かり、それよりはゆらぎのある灯りの方が良いです。
まぁ、乙女チックにキャンドルなんか灯しちゃうのは
来客時でなくてもアリですよねぇ。

我が家では、いま微かに桃の香りがするキャンドルが灯ります。
このキャンドルは茶色いガラスの容器に入っていて
溶けたロウソクが溜まり、ゆらぎ、イイ感じなんです。
でも、この容器の周りに影が出来てゆらいだら、なお良いのに…
と、思いついてスケッチしてみました。

ロックグラスほどの器を削り、周りにランダムに穴を開けるだけです。
中にキャンドルを入れれば、水玉のように
穴から光が漏れでて、きれいではないでしょうか?
縦にスリットを入れるタイプもイイかもしれません。
細長いのや、寸胴や、いろんなカタチがあったら面白いかもしれません。

クリスマスの向けて、ちょっと作ってみましょうか?

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2008年11月13日

スタジオでモザイクを見て

昨日、一昨日とスタジオに籠もっての撮影だったので
"デザイン石"のブログが更新できませんでした。(汗)

さて、そのスタジオで見つけたネタですが…
(個人的な方のブログも見ている方には、続きのネタになっちゃうますが…汗・汗)

実は、撮影していた四谷にあるスタジオの壁面には、
可愛いモザイクが施されていました。
コテ跡もイイ感じの白壁に、カラフルな色でアートされていたんです。
これを見て、石でこういうモザイクが出来たら
マンションの廊下もイイ感じなるのになぁ。なんて思っちゃいました。
こういう北欧調の可愛い感じではなく、ちょっとモダンなものが作れるかも?
茶色、赤、濃い緑などの石の欠片を埋め込みながら
感性のおもむくままに図案化したら、面白そう!

この階段部分には、見上げると星形のライトもあって
こういうのもいつか、石でデザイン出来ないかなぁ…と思いました。
創造するネタは、いつも身近にあるんですねぇ。

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2008年11月10日

サヴァ・サヴィアン

出かけるにつけ、帰ってくるにつけ出迎えられるのは嬉しいですね。
ペットを飼っている方は、このあたりが至福の時なんでしょうねぇ。

じゃぁ、ペットを飼えない人に…と考えたのが
石のモビールというか?チョンと突っつくとユラユラと動く置物を考えました。
出かけに「行ってくるぞ」なんて言いながらチョン。
「ただいま」なんて言いながらチョン。癒しです。
頭の重さを調整するか、ピアノ線の支柱の長さ、太さを調整すると
ユラユラ加減が色々できて、愉しいかもしれませんね。
名付けて「サヴァ・サヴィアン」。
フランス語で、「行ったり来たり」という意味です。洒落すぎですか?(笑)

ヘッド部分を蝶にしたり、鳥にしたりすると
おもちゃっぽくなるので、模様のきれいな大理石の玉砂利で
丸のまんまにしておく方が、モダンでカッコイイですね。

卓上用の「サヴァ・サヴィアン」も作って
疲れた時や仕事でてんぱっている時に、チョンとやって
ひとり、リラクゼーションタイムに浸るというのも良いでしょう。
個人的に試作したくなっちゃうなぁ。

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