2007年10月

2007年10月31日

メモリアルポッド試作続々!(その3)

今日ご紹介のポッドは、自然石ポッドと
デザインポッドのちょうど中間くらいの感じでしょうか?

卵形の丸石の底部を、落ち着きの良いようにちょっとカット。
貫通穴を穿ちます。底には例によって収納穴。
私は結構気に入ったカタチです。

古来を彷彿とさせる曲玉(まがたま)の様でもあり
モダンデザインのオブジェのようにも見えます。
和にも洋にもマッチして、良い感じだなぁと思っています。
石は、トルコ産のレインボー。
たまたま模様が一点丸で、丸穴とのバランスがイイです。
でも、石は模様が千差万別なのでラインが入ったりと
偶然の所作が愉しいと思います。いかがでしょうか?

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2007年10月30日

メモリアルポッド試作続々!(その2)

デザインぽいポッドを紹介してきましたが
反面、自然に帰るという意味においても、自然石タイプも欲しいなぁ
と考えたのがこれです。

トルコ産のちょっと風合いのある石に、泡のように丸穴が開けてあります。
これが、石にリズムを刻み良い感じです。
この部分に、プリザーブドフラワーなどをオレンジするのも面白いです。

底に空いた穴の中に、メモリアム・アイテムがたくさん収納できます。
台座付きですので、オブジェとしても愉しめます。

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2007年10月29日

メモリアルポッド試作続々!

先日、「石のタイムマシン」と言う記事で
イナダ開発の"メモリアルポッド"のお話しをしましたが
工場から続々と試作があがってきていますので
今週は、これをご紹介しようかと思います。

今日ご紹介のモノは、私が勝手に「月影」と呼んでいるモノです。
大きな三日月型のグラナイトが基礎になって
そこにインペリアルレッドの球が乗っているデザインです。
宇宙的なイメージと年月を重ね合わせて見ました。
球の部分は外せて、球本体にも三日月にも穴が開けてあり
思い出の品などが収納できます。

上から見ると、映画2001年宇宙の旅を彷彿とさせると言ったらオーバーでしょうか?
でも、光が当たると影が思わぬ光景をを描いて奥行きが出ます。

玄関やリビングに置いて、毎日触るというのはどうでしょうか?

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2007年10月26日

ちょっと、拝見

スタジオで、デザイン石を撮影しているときに
窓から隣家を見下ろすと、石を使ったエントランスが見えました。
なかなかステキだなぁと思い、ちょっと見学させて戴きました。

外の道に平行して玄関アプローチの小径が設けられ
道からの目隠しに小庭が出来ています。
この細長いスペースに灯籠や石が配され、大きめの玉石が
川のように横たわり、全体にストーリーが感じられます。

植え込みのツツジや玉龍が、緑のアクセントを加え良い感じです。
庭だけでなく、玄関アプローチを石で彩るのは良いですねぇ。
ちょっと感心させられました。

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2007年10月25日

「デザイン石」撮影報告〜

昨日は、このブログの本編である「stone collection INADA DESIGN」の
商品撮影で、終日スタジオにいました。
いままで、ブログで発表してきて評判の良かったアイテムを
晴れて本編に登場させようと言うわけです。
しばらくしましたら、リニューアルしたホームページがご覧戴けますが…
ちょっとだけ、撮影風景をお届けしますね。

最初の写真は、なんだこれ?って感じですよねぇ。
古い木の台の上にもう一つ段を作り、その向こうには石のタイルが敷かれています。
実は、これだけで小粋な玄関が写真上に構成されてるんです。
カメラマンマジックです!
玄関先の光が中まで入ってくる明るい玄関。
観葉植物の入った籠があり、古い"あがりかまち"に大谷石の靴べらスタンドが…
そんな感じに仕上がります。2番目のコンピュータ画面で垣間見えます。
実際は、リニューアル後にお楽しみくださいね。

最後に未発表モノをひとつ。
ちょっと長細いキャンドルスタンド。以前設計図を描いたモノが
撮影に間に合ったので撮りました。
この商品は、また詳しくお知らせします。

なかなかに、愉しい撮影でした〜。

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2007年10月24日

雑誌で見つけた「京都の庭」に学ぶ (その3)

さて、京都の庭シリーズの最後を飾るのは…
直線のスペースの活かし方です。
マンションのベランダにしても、隣家との境にしても
奥行きがなく真っ直ぐなスペースというのが身の回りにはたくさんあると思います。
そんなスペースの活かし方の参考を見つけました。
"龍源院"では、ニッチスペースに砂利の海がありました。(たぶん)
島を中心にした渦が2箇所設けられ、波の掃け目が繋いでいます。
見るからに静寂を感じます。

一方、"高桐院"は、狭い道をモザイク石が彩り、竹の緑と相まって
穏やかながら華のある演出になっているような気がします。
並べると、陰と陽のように呼応するようです。
家で言えば、北と南をこのように設えたら面白いかもしれませんね。
京都、奥深いです。雑誌で拝見するだけでなく
いつか自分の目で確かめたくなりました。
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2007年10月23日

雑誌で見つけた「京都の庭」に学ぶ (その2)

昨日に続き、京都の庭ネタですが、
今日は、家の庭にも転用できそうな小さな風情をご紹介します。

"瑞峯院"では細かい砂利に睡蓮鉢が置かれ、遠景にトクサが見えます。
マンションのベランダを、瑞峯院にするのは簡単そうです。

"詩仙堂"は砂様の砂利を箒目で真っ直ぐに整えています。
これだけなのに、花一輪落花するだけで風情があります。
玄関脇が、こんなだったらオシャレですよねぇ。

!法然院"では、手水鉢に竹が渡してあり、手前の役石が苔に覆われています。
苔がここまで美しくなるには年月が要りますが
じっくり石を育てる愉しみが味わえますねぇ

いずれもGOLDEN min.から転載さて戴いてますが
京都は庭の作りの本家なので、学ぶことが多いですね。

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2007年10月22日

雑誌で見つけた「京都の庭」に学ぶ

すっかり秋めいて過ごしやすくなりました。
こんな季節は、庭いじりにも精が出そうですね。
そんな気持ちでいたら、人気のフリーペーパー"GOLDEN min."で
京都の庭が特集されていました。
石使いがなかなかに巧みなので、転載してご紹介しようと思います。

まずは、ご存じ有名どころの"龍安寺石庭"。
京都と言えばここ!というくらい庭が有名ですが…枯山水には、ため息がでます。
これはおいそれと、自分の家にもって来れないですよねぇ。(笑)

"蓮花寺の庭"は、池を活かした作り。ほとりには大きな石が屹立して
スケールがありますが、これまた見て愉しむのが良いでしょうね。

"重森邸の庭"も、巨石が大胆に配置され
こじんまりした空間に天国と地獄。あるいは宇宙を感じさせると
記事には書かれています。東京では無理かもしれませんが…
大きな石を配した庭は、見飽きないのでとてもステキです。

今日は、大物の庭をご紹介しましたが…
明日は、自分の家でも出来る、小さなテクをご紹介したいと思います。

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2007年10月19日

石のタイムマシン?

いま、イナダでは"メモリアルポッド"というのを開発しています。
前にも、ちょっとブログに書いたんですが…
試作の第一弾があがってきたので、ご報告します。

昨年、石の灯りシリーズで起こしたデザインが原型ですが
ちょっと高さを変えたり、筒型を作ったりしました。
いずれも中は空洞で、いろいろなものが収納できます。
とは言っても、小さなものですが。

故人の遺志で散骨したが、故人を祀る縁が欲しい。
そうい方々のご要望に応えるカタチで作ったモノです。
遺灰はもちろん、思い出の品も一緒に仕舞えます。
いかにも、仏具というカタチではないので、
リビングなど、身近な場所に置いても違和感がありません。

それだけではなく、想い出を封じ込むタイムカプセルとしても使えます。
想い出を刻むのには、石がやっぱり良いですよね。
これからも、いろんなデザインのものを作っていこうと思います。

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2007年10月18日

工場は、宝の山?

昨晩、本社で「工場に落ちてたんだけど…」と、渡されたのが写真の品。
四角く削られ、上面から底面にかけて角度がつき底の方が広くなっています。
真ん中に穴も開けられ、なにかの部品になる予定だったのでしょう。

この石は、なんという名前か?
私は知らないのですが…でも、いま一番好きな石です!
グレーっぽい茶色で、所々にキラが入っています。
これが、光を反射してブルーに輝いたりします。茶色と青の取り合わせがオシャレ。
また、キラのせいか?海を覗き込んでるように奥行きを感じます。

こんなのが落ちている工場は、宝の山です。
また、久しぶりに工場に行ってみたくなりました。

さて、この石。何に活用しようかなぁと…
取りあえず、他の石徳見合わせて秋アレンジを作ってみました。
これから、じっくりと考えてみたいと思います。

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