2007年09月

2007年09月12日

ホテルで、バッタリ!

私的な話しなんですが…

先日、取材で伺ったホテルのバスルームで
工場でお馴染みの石材に出会いました。
見慣れた石材が、バスルームの洗面台に使われていて
思わず「こんなところで、ご活躍?」と話しかけそうになりました。(笑)

なんか、旧友に出会ったような…
思わぬところで親戚に出会ったような…
懐かしくも嬉しい気がしました。(石見て、こんな気がするなんてね)

工場で見る端材と違って、ちょっと出世した姿を見るのはイイです。
と、今日は個人的感想で、すみません。

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2007年09月11日

お店で見かけた石活用法

毎日、石ネタを拾ってブログを書いているわけですが…
何も浮かばないネタなしの日がなく、なんとかやれています。
これも、会社のみんなの協力のお陰なんです。

スタッフが仕事に出た先や、食事に行った先で
こんな石の使い方を見つけました〜と、送ってきてくれるからです。
今日は、そんなスタッフからの投稿で〜す。

新宿にある日本料理店に招待されて、その時にパチッと押さえたそうです。
玄関には、石畳の向こうに植裁とともに石の灯りがあって
砂利が敷かれていて、イイ感じのお出迎えだったそうです。
受付横には、つくばいが用意されて「ここ新宿?」って感じの趣。
受付カウンターもドッシリとした無垢の石。(重そ〜)
この、一度置いたら動かせない重量感は圧倒的です。
張りぼてではない、無垢の自然の強さがあります。(イイねぇ)

どうでしょうか?
家にも転用できそうですし、料理屋さんだけでなく
本屋さんやファッション店にも利用できそうな感じですよねぇ。

都市には、至る所に勉強の材料があります。

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2007年09月10日

今年の"野石"は…

私は、旅行に行くと行った先で、小さな石をひとつ拾ってきます。
なんの石か分からなくても良いんです。
色がキレイとか、カタチが面白いとか、理由を勝手に付けて持ってきます。
野草ならぬ"野石"と銘々しています。

今回沖縄に行ったときにも"野石"をゲットしました。
時間が経ってしまいましたが、思い出したのでちょっとご報告。

今回の旅行はリゾート地で整備されているので
コロンと自然石が落ちていたりはしませんでした。
でもきれいな海でシュノーケリングをしていて、なにげに足に触るモノをつかむと…
これが珊瑚の欠片。波に洗われて石のようです。

石じゃないんですが…石みたいな珊瑚を今回の"野石"にしました。
海の底から「持ってってくれ〜〜」と飛び込んで来たんですもん。
そんなわけで、乾ききって真っ白になった"野石"が、チェストの上に鎮座しています。

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2007年09月07日

タイム・カプセルとしても…

昨日の"メモリアル・カプセル"ですが
タイム・カプセルとして、自分の想い出を閉じこめても良いですね。

初めて買ったアクセや、昔懐かしい第2ボタン(笑)なんかを入れたり…
秘密のカプセルとして利用しても面白いかもしれません。
石だけに、ちょっと重めなところが良いんですよね。
さりげなく、置いてあれば気がつかれないですよぉ〜

昨日はアートオブジェっぽいスケッチを紹介しましたが
きょうは、自然派。
以前、ご紹介した"石のあかり"っぽいモノもありますが
もうちょっと女性的な洗練されたモノや
岩が落雷で裂けたような、
自然の雄大さをモチーフにしたモノも考えています。

いまごろ、笠間では業師K君が腕を振るって試作を作ってると思います。
出来ましたら、また報告いたしますね。

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2007年09月06日

石の"メモリアル・カプセル"を作りはじめます

お取引先から、頼まれたのがキッカケなんですが…
"メモリアル・カプセル"を作るプロジェクトが動いています。

最近は、仏壇やお墓を作らない方々もいるしゃいますが
それでも、なにか偲ぶ対象があった方が、心が落ち着くという話です。
しかも、それが現代的でアートっぽいオブジェだったら
マンションでも和室でもどちらにも似合うから、良いんじゃないか?
じゃぁ、デザイン石を作ってるイナダに。という経緯です。

故人を偲ぶモニュメントという使い道には、石はピッタリですよね!
そんなわけで、早速スケッチ作業。
取りあえず、方向性をアートタイプとネイチャータイプの2種にしました。
いずれも、お墓や位牌をイメージしないデザインにして
中の空洞部分には、メモリアルアイテムを入れられるようにします。

現代アートの彫刻?と思わせるモノにしたいと狙っています。
(下のスケッチは、その一部です)

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2007年09月05日

街で、不意に出会った石

街をクルマで走っていると、出会い頭のように"石モノ"と出会うことがあります。
先日も、西麻布を走っていて赤信号で停まったとき
なにげに横を向いたら、そこに石の看板がありました。
初めは気がつかなかったですが…何が気になったんだろうと
よくよく見たら、店の看板のASが金属(たぶん)のフレームで作られ
その内側にぎっしりと石が填め込んでありました。
風雪になぶられた石はイイ感じに風化してるみたいに見えました。
慌ててデジカメを取り出し、停車中にパチッ!

なんのお店か知りませんが…
石を使った看板を作るくらいだから、きっと良い店ですよねぇ。(笑)

文字が作れるんだからス、トライプなんてお手のもんでしょうね?
ビルの壁面が、こういう自然石のフレームでストライプアクセントに
なってるとなかなか格好いいですよねぇ。
なんて、ひとり思いついてニヤッとしてしまいました。

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2007年09月04日

またまた新聞記事より…

新聞を丹念に見ていると、けっこう石ネタに出会います。
石は、やっぱり生活の中で身近な存在なんだなぁ?と
石に関わる者として、ちょっと感慨を深く嬉しい気がします。

さて、今日はそんな新聞記事より石のアートのお話し。
2005年、秋に誕生した九州大学伊都キャンパスの一角に
ゴツゴツとした"五木石"が両側に10数個づつ並ぶ石畳があるそうです。
これは、東京芸大の教授がデザインした
「自然豊かな知の創造空間」を表しているアートとのこと。
実際に見ていないので、どこがアートなのか?
写真だけではよく分からないのですが…(笑)

でも、自然を模した様なこの岩山は、キャンパスの西にある"家也山"(かやさん)と
東にある"毘沙門山"(びしゃもんやま)を結ぶ線上に
ピッタリ重なるように設えられているそうです。
ピラミッドなどと同じ様な、プリミティブな拘りの設置にヒミツがありそうですね。
また、背の高い石の間にスピーカが仕掛けられていて
留学生の声などを流す"語る石"でもあるようです。

このようなキャンパスで学んだ学生は、石について
将来どんな気持ちを持つんでしょうね。いつまでも石のファンであって欲しいなぁ。
(出展:朝日新聞)

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2007年09月03日

沖縄で塀について考えた

さぁ、夏の終わりとともに私の沖縄で見つけた"石"レポートも
今日で最終回です。結構いろいろありましたでしょう?

最後を締めくくるのは、話題の"美ら海水族館"から。
といっても、視点は"石"なので大水槽とかのネタではありません。(笑)
このシリーズの最初のネタと同じなんですが…
たぶん珊瑚だと思いますが、ごろた石のように積み重ねて塀が作られてました。

車椅子での通行可能なように葛折りになっていて
これがミルフィーユのような層に見えて、なかなかキレイ!
南の花とのコントラストもイイ感じです。

東京の塀は、いまやほとんどがブロック塀です。
こんな味のある塀が出来たらいいですよねぇ。
まぁ、予算の問題もあるとは思いますが…
でも、ブロック塀の間にアクセントのように
こんな感じの塀を部分的に挟むと良いんじゃないでしょうか?

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