2007年03月

2007年03月30日

スタイリッシュな玄関を…「玄関マット」その2

昨日ご紹介した「石の玄関マット」は自然柄だったので
今日は、デザイン柄をお見せします。
とは言っても、まだすべて私の頭の中にあるだけですけど…

矩形タイプは、市松模様です。
ただ、ビシャンで仕上げる際に牛柄っぽい部分を作ったら面白いかも?
と遊びの要素を入れています。
真っ当なデザインの割に、ちょっとお茶目な感じです。

半円形のものは、センターから時計の針が進むように線が放射されています。
玄関から中へ収斂して誘う気持ちと、
玄関中から外へひろがる気持ちを、デザインしてみました。(なんちゃって)

いずれも、ビシャン仕上げで表面をデコボコさせて
滑り止め効果が出るようにしています。
玄関がグッと変わる!石のマット。いかがでしょうか?

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2007年03月29日

スタイリッシュな玄関を…「玄関マット」

スタイリッシュな玄関シリーズ。今日は、玄関マットです。
ダスキンのようなマットもイイですが、"石のマット"があったらゴ−ジャス?
なかなか良いんじゃないでしょうか?
一般ご家庭はもとより、ショップなどでも活躍しそうです。
普通ですと合成繊維製、ラバー製やアイアンものが多いですが…
ありそうでないのが石製ですね。

そこで、こんなのいかが?と考えたモノがこれです。
半円形のモノは、植物のツルをイメージした紋様。
矩形のものは、同じく植物の葉をデザインパターンにしました。
玄関ドアの開き締めのに影響しないように厚さは15mm。
雨の日にも滑らないように、全面をビシャン仕上げにします。
ビシャンの加減で、紋様が浮かびあげる感じです。

我が家の玄関もこんな石のマットがあったら
テンション高くなりそうです。

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2007年03月28日

スタイリッシュな玄関を…「靴べらスタンド」その3

最近ますます人気の大谷石で、靴べらスタンドを作ったら
和の玄関でも、洋の玄関でも似合いそうですね。
こういう石目を楽しむのにはデザインはシンプルに限ります。
随分前に提案しました大谷石の花器と合わせると
グッと素敵な玄関になりますよぉ。(2006年6月20日の記事です。)

もう一つは、丸いのはどうだろう?というアイディア。
工場と相談しないといけないんですが…
まぁ、これは技術が伴うのでお安くはならないでしょうね。

靴べらの合図の色々あるので、差込口は三日月型や
楕円にせずに、丸い穴の方がイイかもしれません。
シンプルなモノを、設計図を作り工場で試作してみますね。

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2007年03月27日

スタイリッシュな玄関を…「靴べらスタンド」その2

さて、昨日はキューブ型の靴べらスタンドの基本形を作りました。
これだけでも、石の種類によっては十分格好いいと思います。
例えば、3番目のイメージ写真がそうです。
これはトルコのGreen Angelという石をイメージしたんですが
きれいな石目模様が出せたら、これだけでスタイリッシュです。

2番目は、写真転写か影彫りで、ボタニカルなイラスト…
例えばバラの絵なんかが彫り込まれたら?というイメージ。
こういうのは、ちょっとゴージャスですよね。

そして最初のは、植物柄をブラストで描いたモノ。
これは、細かい砂を吹き付けて柄部分のみをザラザラに仕上げる手法です。

今日提案したモノは、3番目を除くと
ちょっと手が込んでるので、価格はちょっと高くなりそうですね。
かなり立派な玄関じゃないと…ね。
旅館とかホテルには良いかもしれません。

明日は、私の家の玄関でも使えるモノをご提案しますね。

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2007年03月26日

スタイリッシュな玄関を…「靴べらスタンド」

女性が、春先になって一番気になるのは足下じゃないですか?
春になったら靴を…なんて季節初め買いしますよね。
男性も、やっぱりそうだと思います。
そんなことを、つらつら考えていたら…
玄関小物をキチッとデザインした、石モノで作ったらどうかなぁ?
なんて思いつきました。

そこで、玄関の邪魔者"靴べら"に、まず居場所をあげようと考えました。
"靴べら"って、普段どんな風に置いていますか?
プラスチックのフック靴箱に貼ったりして、ぶら下げたり、
靴箱の上に投げ出してあったり…どうも収まりが悪いですよね。
使うときにサッと出せるというか…
お客様がパッと分かるところにないと役に立ちませんモノね。

じゃぁ、見えていながら格好いい!そんな靴べらスタンドがあればいいですよね。
以前にご紹介の"傘立て"とコンビを組んでも良いようにキューブかなぁ?
と、イメージラフを作ってみました。
左が、上から見たところ。右が側面の様子です。
基本形はこんな感じにして、いろいろとデザインしてみますね。

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2007年03月23日

新旧対比、中国石の彫刻

中国フェスティバルリポートの最期は、会場で見つけた石の彫刻2体です。
ひとつは石の塔。ビックリするほど詳細で繊細なお仕事。
屋根や欄干まで細かく彫り込まれています。身の丈より低い全長だけに
この細かい細工は大変だと思いますね。
2塔並んでいて、太鼓橋がこれをつないでいるんですが、これも見事です。

もう一つは、F1=フォーミュラーカー。笑っちゃうでしょう?
レーシングカーが丸々一台、石で掘り出してあります。
切り出しと言い磨きといい本物と見間違います。
なんで、F1なのかと言うことはさておき
なんでも彫れる中国の面目躍如ですね。

繊細な昔ながらの意匠を掘り出す力と突拍子もないものを掘り出すこと。
中国の新旧を見たような気がします。
中国、ますます面白いかもしれませんね。

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2007年03月22日

中国で"石の灯り"発見!

今日は、世界は広いなぁというお話し。
というのも、中国フェスの会場でブログでも紹介してきた
"石の灯り"を発見しました。石の灯り自体は珍しいものではないと思いますが…
イナダで開発したのとそっくりのがあってビックリ!
最初の写真の2段目左側。ね、そっくりでしょう?
私もビックリしました。
高さとか構造は違うのですが、灯りがさすスリットの形状などが同じ。
人間の考えることは結構同じなんですね。
まぁ、機械の作業が比較的楽で意匠にアテンションを求めると
同じところに行き着くのでしょうか?

いずれにしてもデザイナーとしてビックリしたと同時に
もっと研鑽して、誰も思いつかないような意匠を生み出さないとなぁ
なんて、しんみり考えちゃいました。

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2007年03月20日

中国は、やっぱり彫刻の宝庫

会場には、いろんな国が参加してブースを開いています。
もちろん石材が多いのですが、完成品もたくさん展示されているので
その技術力を、かいま見ることも沢山あります。

なかでも、中国の彫刻力はさすがの力量がありますね。
長い歴史が培った事も有ると思いますが
中国の方と話すと「できない」は決して言いません。
「こんなものは彫れますか?」とか「作れますか?」と聞いても
「大丈夫!大丈夫!」の答え。この人間力がなんでも作っちゃうんでしょうね。
ただ、これが必ずしも大丈夫と限らないのは、大陸的大らかさなんでしょうか?(笑)

ともかく、大きなものから小さなものまで彫り上げる力は相当なもの。
あとは、デザイン力でしょうか?
中国の伝統意匠だけでなく、モダンな意匠が出てくると面白いと思います。

それと、日本とは近い文化を持つので、日中に同じものがあって
それが微妙に違うのが、ちょっと厄介です。
顔立ちや意匠が日本と中国では違いますからね。例えば"龍"。
イナダも中国に発注するときは、元絵の作家などを派遣して
ともすると中国様になってしまう龍を日本様に維持するように監督してます。

日本には細かい細工師がだんだん少なくなってきてるので
中国とこの分野で交流することが多くなると思いますね。

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2007年03月19日

第7回ストーンフェスティバル in 中国

世界には、実にいろんな石があります。
世界規模の大きな造山運動が、様々な石をあらゆる場所で作り出してるんですね。
地球創世記からの時間が石を作り出している。
なんか、石相手に仕事をしていると、地球と仕事してるような気が…
というのはオーバーですが、世界とは確実に繋がっています。

前振りは壮大ですが…
実は世界のあちこちで開催されるストーンフェスに、イナダも参加しています。
3月はじめには中国でフェスティバルが催されました。
今週は、その中国フェスからちょっとリポートをお伝えしようと思います。

フェスティバルそのものは、石の商社が石材の売り込みや取引のためのもの。
一般の方々には楽しくは無いかもしれません。(汗)
でも、会場には「へぇ〜」と思うものもありましたので
そんな小ネタをご紹介します。

出し惜しみするわけじゃないのですが、明日からね。
今日は会場とイナダブースをチラリ。

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2007年03月16日

石とガラスのコラボ、テーブルポットはいかが?(その2)

昨日、ご提案したテーブルポット。
ちょっと設計図ぽくて分かり難いかなぁと思い
イメージ写真を簡単に合成してで作ってみました。

インドグリーンのキューブにガラス器を差し込んだイメージ。
各サイドにあけた太めスリットから光が入り
ガラス器の中がきれいにキラキラ見えると思います。
イメージ写真ではやっていませんが
ガラス器の中にビーズなどを入れたら、よりカラフルで春向きかも?
足が取れてしまったシャンパングラスなんかを刺しても、キレイかもしてません。

いろんなグラスと相性のいい石のベースです。
あなただけのアイディアで楽しんでみませんか?

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